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- 2013.08.20
肉色縮砂(ニクイロシュクシャ)
肉色縮砂(ニクイロシュクシャ)
- 2013/08/20 (Tue)
- ショウガ科 |
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肉色縮砂(ニクイロシュクシャ)はショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)の多年草である。
シュクシャ属は東南アジア、インド、ヒマラヤ、マダガスカルに50種くらい分布する常緑の大形多年草である。
本種の原産地はインド、ヒマラヤ、マレーシア、ミャンマーなどである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は1~2メートルである。
茎の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~11月である。
短日植物で、夕方になると香りのよい肌色の花を開く。
花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。
もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。
また、飛び出しているしべは、雄しべと雌しべが1つになったものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「淡い恋心」である。
属名の Hedychium はギリシャ語の「hedys(美味)+chion(雪)」からきている。花が雪のように白く甘い香りがすることから名づけられた。
種小名の carneum は「肉色の」という意味である。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
学名:Hedychium carneum
★ややこしい花の姿が面白い
インド育ちの肉色縮砂
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