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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「モクレン科」の記事一覧

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金厚朴(キンコウボク)



金厚朴(キンコウボク)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木である。
漢字では「金香木」とも書く。
原産地は、中国南部、東南アジア、ヒマラヤ、インドなどである。
樹高は20~30メートルである。
樹皮は平滑で、灰色である。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、縁はやや波打つ。
開花時期は、沖縄で5~10月くらいである。
熱帯では周年開花をする。
葉の脇に淡い黄白色をした花を1輪ずつつける。
花被片は15~16枚くらいある。
花はよい香りがし、夜になると香りが強まる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
花からはチャンパック香水が採集される。
また、東南アジアでは「聖なる木」とされ、儀式などに使われる。
属名の Michelia はフィレンツェの植物学者「ミケーリ(Pietro Antonio Micheli, 1679-1737)さん」の名からきている。
種小名の champaca はサンスクリット名のチャンパカ(campaka)からきている。
なお、オガタマノキ属はモクレン属に統合する考え方もある。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Michelia champaca(syn. Magnolia champaca)

★人間の化身とされる聖なる木
 香りいかがと背伸びしてみて




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銀厚朴(ギンコウボク)



銀厚朴(ギンコウボク)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木である。
オガタマノキ属はモクレン属に統合する見方もある。
別名を玉蘭(ギョクラン)という。
金厚朴(キンコウボク:Michelia champaca)とミケリア・モンタナ(Michelia montana)との交雑種である。
中国の南部、フィリピン、マレーシアなどで植えられている。
日本でも、沖縄で見られる。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4~6月くらいである。
花の色は白く、咲き進むと淡い黄白色となる。
花弁数は8~9枚である。
花はよい香りがし、香料を抽出される。
属名の Michelia はフィレンツェの植物学者「ミケーリ(Pietro Antonio Micheli, 1679-1737)さん」の名からきている。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Michelia x alba(=Magnolia x alba)


★モクレンの仲間はみんなよい香り
 銀香木は中でも香り




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紅辛夷(ベニコブシ)



紅辛夷(ベニコブシ)はモクレン科モクレン属の落葉低木である。
日本の固有種である。
本州の愛知県、岐阜県、三重県にのみ分布し、湿原の周辺や渓流沿いなどに生える。
このような分布をする植物を「周伊勢湾要素植物」と呼んでいる。
「生きている化石」とも言われる貴重な植物である。
分類上は四手辛夷(シデコブシ)の変種とされる。
別名を姫四手辛夷(ヒメシデコブシ)という。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、やや皮目(ひもく=樹皮にあって空気を通す部分)がある。
若い枝や葉の柄には軟毛が密生する。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、つけ根の部分はくさび形である。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は白ないし淡い紅色で、花径は7センチから12センチくらいある。
細長いリボン状の花びら(花被片)を12枚から18枚くらい外向きにつける。
雄しべと雌しべはたくさんある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョル(P. Magnol)さん」の名にちなむ。
種小名の stellata は「星形の」という意味である。
変種名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Magnolia stellata var. keiskei


★不思議なる姿かたちの紅辛夷
 ピンクを帯びて姫と呼ばれて




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ミケリア・マウダイエ



ミケリア・マウダイエはモクレン科オガタマノキ属の常緑高木である。
原産地は中国である。
湖南省、福建省、広東省などに分布し、林に中に生える。
中国名を「深山含笑」という。
同属には招魂の木(オガタマノキ)がある。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色でやや艶があり、裏面は緑白色となる。
開花時期は3月である。
花の色は白く、花径は10センチくらいある大輪である。
花被片は9枚である。
花には甘い香りがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Michelia はスイスの植物学者「ミケーリ(M. Micheli)さん」の名からきている。
種小名の maudiae の意味はまだ解明できていない。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名: Michelia maudiae


★真っ白な花の香りに振り向けば
 一足早い春の訪れ




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白木蓮(ハクモクレン)



白木蓮(ハクモクレン)はモクレン科モクレン属の落葉高木である。
漢字では「白木蘭」とも書く。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来した。
別名を白蓮(ハクレン)、白蓮華(ハクレンゲ)ともいう。
樹高は5~15メートルくらいである。
幹は直立をし、よく枝分かれをする。
樹皮は滑らかでで灰白色を帯びる。
葉は大形(長さ10~18センチ)の倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄があり、先は尖らない。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
質は分厚く、表面は濃い緑色、裏面には脈上に微毛が生える。
開花時期は3月である。
花の展開に先立って花を咲かせる。
花は白くて大形で、よい香りがする。
花弁は6枚、萼片が3枚である。
外見は花びらが9枚あるように見える。
雄しべはたくさんあり、真ん中に雌しべが1本ある。
花は日が当たると開き、夕方には閉じる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
よく似ているのが辛夷(コブシ)だが、辛夷(コブシ)はやや花が小さい。
また、よく対比をされる木蓮(モクレン)は低木である。
俳句では、「白木蓮」や「白蓮」が春の季語である。
属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(P. Magnol)」の名にちなむ。
種小名の heptapeta は「七弁の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Magnolia heptapeta


★一時に命燃やすや白蓮は
 風に抗い天を見つめて
☆見上げれば白木蓮は音立てて
 花びら散らす雪は融けても




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