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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ヤシ科」の記事一覧

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団扇椰子(ウチワヤシ)



団扇椰子(ウチワヤシ)はヤシ科ウチワヤシ属(リクアラ属)の常緑低木である。
リクアラ属は東南アジアからオーストラリアにかけて100種以上が分布する。
本種が代表種で、属名の和名もウチワヤシ属という。
本種の原産地は南太平洋で、ソロモン諸島やバヌアツ諸島に分布し、熱帯樹林に生える。
別名を丸葉団扇椰子(マルハウチワヤシ)という。
また、YListでは丸扇(マルオウギ)を標準和名としている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
幹は単幹で、大きな扇形の葉をつける。
葉は裂けず、葉の柄には棘がある。
淡い黄色の花をつけ、実は赤く熟する。
属名の Licuala はモルッカ諸島での現地名からきている。
種小名の grandis は「大きな」という意味である。
写真は2月に板橋区立熱帯環境植物館の温室で撮った。
学名:Licuala grandis

★真ん丸な葉っぱがどこか面白い
 南の島の不思議な椰子の木



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三矢椰子(ミツヤヤシ)



三矢椰子(ミツヤヤシ)はヤシ科ミツヤヤシ属(ネオディプシス属)の常緑高木である。
ネオディプシス属は熱帯アジア、オーストラリア、マダガスカルに14種が分布する。
属名の和名は本種の和名からミツヤヤシ属という。
本種の原産地はマダガスカルで、南東部にあるアンドハヘラ国立公園(Parc national d'Andohahela)の熱帯雨林に生える。
分類の仕方によってはヒメタケヤシ属(Dypsis)に含まれる場合もある。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(ver 3.1, 2012)では絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
英名はトライアングルパーム(triangle palm)という。
樹高は5メートルから15メートルくらいである。
何本もの茎が束になって生えて幹となる。
茎先につく葉は灰緑色をした羽状複葉で、3方向に広がる。
葉の柄は三角柱状である。
雌雄異株である。
葉の脇から肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出し、淡い黄緑色をした花を咲かせる。
属名の Neodypsis はギリシャ語の「neos(新しい)+ Dypsis(ヒメタケヤシ属)」からきている。
種小名の decaryi はフランス人の博物学者「デカリー(Raymond Decary, 1891-1973)さんの」という意味である。マダガスカルの博物学に貢献した。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Neodypsis decaryi(syn. Dypsis decaryi)

★この椰子もマダガスカルの生まれとは
 聞いただけでも親しみ湧いて




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黒つぐ(クロツグ)



黒つぐ(クロツグ)はヤシ科クロツグ属(アレンガ属)の常緑低木である。
アレンガ属はアジアやオーストラリアに14種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をクロツグ属という。
本種はトカラ列島の宝島以南に分布し、低地の林の中に生える。
また、公園樹とされる。
海外では、台湾やフィリピンにも分布する。
和名の由来は、幹が黒いつぐ(シュロの意味)ということからきている。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
幹は円柱状で、数本が束になって生える。
葉は羽状複葉である。
葉の質は革質で硬く、黒っぽい緑色をしている。
長さは3メートルに達するものもある。
小葉は20対から40対くらいあり、細長い楕円形である。
開花時期は4月から6月くらいである。
雌雄同株で、黄緑色の花序をつける。
花の後にできる実は楕円形の集合果で、朱色に熟する。
属名の Arenga はヤシの木を表すマレー語(areng)からきている。
種小名の engleri はドイツ人の植物学者「エングラー(Heinrich Gustav Adolf Engler, 1844-1930)さんの」という意味である。
写真は2月に沖縄の世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)で撮った。
学名:Arenga engleri(syn. Arenga trewmula var. engleri)

★日本ではほとんど知られぬ黒つぐに
 興味ひかれる神聖の地で




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黄ラタン椰子(キラタンヤシ)



黄ラタン椰子(キラタンヤシ)はヤシ科ラタニア属(ベニオウギヤシ属)の常緑高木である。
ラタニア属はマスカレン諸島に3種が分布する。
本種の原産地はモーリシャス共和国のロドリゲス島である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1998)では絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。
英名はイエローラタンパーム (yellow latan palm) である。
樹高は15メートルくらいになる。
幹の先に大きな団扇のような葉を広げる。
葉の色は明るい青緑色である。
葉のつけ根の部分や葉の柄は黄色から橙色になる。
幹はステッキの材料とされる。
属名の Latania はレユニオン島での現地名からきている。
種小名の verschaffeltii はベルギーの園芸家「バーシャフェルト(Ambroise Verschaffelt, 1825-1886)さんの」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Latania verschaffeltii

★ラタン椰子これで出合いは二つ目だ
 見れば広がる世界楽しみ




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プリンセス椰子(プリンセスヤシ)



プリンセス椰子(プリンセスヤシ)はヤシ科アミダネヤシ属(ディクティオスペルマ属)の常緑高木である。
原産地はモーリシャス島である。
英名はプリンセスパーム(princess palm)である。
和名は白網種椰子(シロアミダネヤシ)というが、あまり使われていない。
英名からきたプリンセス椰子(プリンセスヤシ)のほうがよく使われる。
樹高は12~15メートルくらいになる。
幹は直径が20センチくらいで環状紋が入り、つけ根のほうでふくらむ。
幹先につく葉は羽状複葉で四方に広がる。
葉は湾曲して下垂し、美しい。
花には花弁が3枚あり、黄白色である。
花の後にできる実は卵形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、熟すと黒紫色になる。
属名の Dictyosperma はギリシャ語の「dictyon(網)+ sperma(種子)」からきている。
種小名の album は「白い」という意味である。
写真は5月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Dictyosperma album

★この椰子の育った国はモーリシャス
 葉が美しくアーチをかけて




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