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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「アカネ科」の記事一覧

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曙葎(アケボノムグラ)



曙葎(アケボノムグラ)はアカネ科フオプシス属の多年草である。
原産地はコーカサス地方からイランの北東部にかけてである。
別名を花車葉草(ハナクルマバソウ)という。
学名のフオプシス・スティロサで表示するものもある。
なお、フオプシス属はクルキアネラ属(クルシアネラ属)とシノニムである。
英名はクロスワート(crosswort)という。
草丈は15~30センチくらいである。
茎は細長く、よく枝分かれをして地面に広がる。
葉は幅の広い線形で、6~8枚の葉が輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に手鞠状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径1~2センチの小さな花をたくさんつける。
花の色は淡い紅色で、花冠は5つに裂ける。
花から飛び出す花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)が目立つ。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Phuopsis はギリシャ語の「phu(薬用カノコソウ)+opsis(似た)」からきている。
種小名の stylosa は「花柱のある」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Phuopsis stylosa(syn. Crucianella stylosa)

★重そうにつけた花房少し垂れ
 思わず知らず支えたくなり




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蔓蟻通し(ツルアリドオシ)



蔓蟻通し(ツルアリドオシ)はアカネ科ツルアリドオシ属(ミッチェラ属)の多年草である。
ミッチェラ属はアメリカと東アジアに3種が分布する小さな属である。
日本には本種が分布するので、属名の和名をツルアリドオシ属という。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
蔓性で草丈は10~40センチくらいである。
茎は地を這って広がり、節から根を出す。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁はやや波打つ。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に2輪ずつ白い花をつける。
花冠は長さ1センチくらいの筒形で、先は普通は4つに裂ける。
花冠の内側には白い毛が密生している。
2輪の花の子房は合着している。
花の後にできる実は赤い球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
実も2個が合着して1個の実になる。
和名の由来は、実が蟻通し(アリドオシ)に似ていることからきている。
属名の Mitchella はアメリカの植物学者「ミッチェル(John Mitchell, 1711-1768)さん」の名からきている。
種小名の undulata は「波状の」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Mitchella undulata

★二輪ずつ寄り添うように花咲かせ
 仲がいいよね蔓蟻通し




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八重葎(ヤエムグラ)



八重葎(ヤエムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンのほか広くユーラシア大陸やアフリカにも分布する。
史前帰化植物の1つと考えられている。
草丈は60~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下向きの棘が生える。
また、茎には節があり、節ごとに幅の狭い倒卵形の葉を6~8枚くらい輪生させる。
葉の先は棘状に尖り、縁と裏面の脈上には下向きの棘が生える。
開花時期は4~6月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1ミリくらいのごく小さな黄緑色の花をつける。
花冠は4つに裂け、4本の雄しべがある。
花の下に丸い玉が2個横にならんでいる。
これは子房で、やがて大きくなって実になる。
実にも鉤状の棘がたくさんあり、動物の毛などにくっついて散布される。
和名の「八重」は輪生する葉の様子を指し、「葎」は雑草のことである。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の spurium は「雑種の」という意味である。
変種名の echinospermon は「棘の多い種子の」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Galium spurium var. echinospermon

★雑草はかくあるべしと八重葎
 しつこい棘はこれぞ勲章




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ホフマニア・ギエスブレッティー



ホフマニア・ギエスブレッティーはアカネ科ホフマニア属の常緑低木である。
ホフマニア属は中南アメリカに100種くらいが分布する。
本種の原産地はメキシコ南部からグアテマラにかけてである。
樹高は1~2メートルである。
葉は大形の楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉はビロード状で葉脈が目立つ。
葉の表面は濃い緑色、裏面は紅紫色である。
開花時期は冬である。
幹生花で、節の部分に固まって小さな花をつける。
花冠は5つに裂け、花の色は淡い黄白色で赤い斑が入る。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Hoffmannia はロシアの植物学者「ホフマン(Georg Franz Hoffmann, 1760-1826)さん」の名からきている。
種小名の ghiesbreghtii はベルギー人の植物収集家「ギエスブレット(Auguste Boniface Ghiesbreght, 1810-1893)さんの」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Hoffmannia ghiesbreghtii

★ビロードの葉っぱがとても素敵だね
 花は何やら変わっているが




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コッフェア・マウリティアナ



コッフェア・マウリティアナはアカネ科コーヒーノキ属の常緑低木である。
原産地はモーリシャスのマスカリン諸島である。
1785年にアラビカ種 (Coffea arabica)以外のコーヒーとして最初に発見された。
その後、絶滅したと考えられていたが、1970年代に再発見された。
英名はマスカリンコーヒー(Mascarene coffee)という。
樹高は2~3メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は春である。
葉の脇に香りのよい白い花をつける。
花冠は5つに深く裂ける。
実は黄褐色から紫色に熟す。
カフェイン含有量は低く、苦味が強い。
属名の Coffea はコーヒーのアラビア名である「coffa」からきている。
種小名の mauritiana は「モーリシャス島の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Coffea mauritiana

★状態はそんなによくはないけれど
 まずは楽しむ出合いのときを




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