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仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「アヤメ科」の記事一覧

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姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)



姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)はアヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の多年草である。
クロコスミア属アフリカの南部や東部に9種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、400種を超える園芸品種が作出されている。
代表種のクロコスミア・アウレア(Crocosmia aurea)に檜扇水仙(ヒオウギズイセン)の和名があり、属名の和名もヒオウギズイセン属という。
本種はフランスで交配によって作出された園芸品種である。
交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ:Crocosmia pottsii)で、どちらも南アフリカが原産地である。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
英名をモントブレチア(montbretia)という。
YListではこの名称を別名として記載している。
また、逸出したものが野生化し、今では全国各地の人家周辺に生えている。
たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は先のとがった線形で2列に並んで立ち、互い違いに生える(互生)。
葉の中央に縦の筋がある。
開花時期は7月から8月である。
花茎から3つから5つの穂状花序を出し、それぞれにたくさんの花をつける。
花の色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がる。
花被片は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元のほうでくっついている。
雄しべは3本、花柱(雌しべ)が1本ある。
花柱の先は3つに裂けている。
結実はせず、球根で増える。
花言葉は「謙譲の美」である。
モントブレチアが8月15日の誕生花である。
属名の Crocosmia はギリシャ語の「crokos(サフラン)+osme(匂い)」からきている。サフランの香りがするということで名づけられた。
種小名の crocosmiiflora は「サフランの香りのする花の」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Crocosmia x crocosmiiflora

★濡れそぼりだらりの帯を垂らしたる
 風情しおらしモントブレチア
☆夏の雨雫は紅を際立たせ
 モントブレチア草陰に咲き



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リベルティア・フォルモサ



リベルティア・フォルモサはアヤメ科リベルティア属の多年草である。
リベルティア属は南半球に15種くらいが分布する。
本種の原産地はチリである。
異名をリベルティア・チレンシス(Libertia chilensis)やリベルティア・グランディフローラ(Libertia grandiflora)という。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は革質で硬く、幅の狭い剣状である。
開花時期は4月から5月である。
花茎の先に数輪ずつ小さな白い花をつける。
花径は30ミリくらいで、花被片は6枚である。
外花披片は小さく3弁花のように見える。
雄しべが花冠から突き出している。
花は一日花である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Libertia はベルギー人の植物学者「リベール(Marie-Anne Libert, 1782-1865)さん」の名からきている。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Libertia formosa(syn. Libertia chilensis, Libertia grandiflora)

★調べるも骨が折れるよチリの花
 地球の裏に広がる世界



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リベルティア・パニクラタ



リベルティア・パニクラタはアヤメ科リベルティア属の多年草である。
リベルティア属は南半球に15種くらいが分布する。
本種の原産地はオーストラリアの東部である。
クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州に分布し、海岸に近い熱帯雨林や湿った林の中に生える。
種小名の読み方は「パニクラータ」とするものもある。
草丈は20~60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
自生地での開花時期は9~11月くらいである。
日本では5~6月に咲く。
葉よりも短い花茎を伸ばし、数輪ずつ小さな白い花をつける。
花径は15ミリくらいで、花被片は6枚である。
外花披片は倒卵形、内花披片は卵形である。
雄しべが花冠から突き出している。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Libertia はベルギー人の植物学者「リベール(Marie-Anne Libert, 1782-1865)さん」の名からきている。
種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Libertia paniculata

★赤道を越えた先には珍しい
 花があるよね緑の中に




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白花野花菖蒲(シロハナノハナショウブ)



野花菖蒲(ノハナショウブ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
花菖蒲(ハナショウブ)の原種である。
北海道から九州にかけて分布し、湿原や湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部、シベリアなどにも分布する。
白花野花菖蒲(シロハナノハナショウブ)はその品種の1つである。
草丈は40センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形である。
葉の表面中央には突起した筋がある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に白い花を咲かせる。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
本種の特徴は、外花被片のつけ根の部分に黄色い筋が入ることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
園芸品種の花菖蒲(ハナショウブ)は江戸時代から改良が重ねられ、現在では五百を超える品種があるといわれている。
江戸系、肥後系、伊勢系、大船系などの系統がある。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の ensata は「剣形の」という意味である。
変種名の spontanea は「野生の」という意味である。
写真は6月に堀切菖蒲園で撮った。
野生種と表示されていたが、白花固有の学名はつけられていないようである。
学名:Iris ensata var. spontanea


★出かければ出合うものだねそれなりに
 初めて見たよこの白花は




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