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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ウリ科」の記事一覧

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瓢箪(ヒョウタン)



瓢箪(ヒョウタン)はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草である。
原産地はアフリカないしアジアの熱帯地方だと考えられている。
南アメリカでは紀元前1万年以上前から栽培されていた。
日本でも、縄文前期の遺跡から見つかっており、『日本書紀』にも瓢(ひさご)の名で記述がある。
夕顔(ユウガオ)の近縁種で、茎は他物に絡んで伸びる。
蔓の長さは放置すれば10メートルにもなる。
葉は心臓形で、手のひら状に浅く裂ける。
開花時期は7月くらいである。
雌雄同株である。
花径5~6センチの白い5弁花をつける。
花は夕方咲き始め、朝になると萎んでしまう。
結実期は8~9月くらいである。
実は普通中央部にくびれがあるが、そうでないものもある。
花言葉は「繁栄」である。
属名の Lagenaria はラテン語の「lagenos(瓶)」からきている。実の形から名づけられた。
種小名と変種名の siceraria は「酩酊する」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lagenaria siceraria var. siceraria

★ぶら下がる果実の姿面白く
 見上げる口はあんぐり開き




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鶴首南瓜(ツルクビカボチャ)



鶴首南瓜(ツルクビカボチャ)はウリ科カボチャ属の蔓性一年草である。
南瓜(カボチャ)の原産地はメキシコ南部から中央アジアにかけた一帯である。
その中でも日本南瓜(ニホンカボチャ)といわれるものの品種の1つである。
九州や京都でわずかに栽培されている。
別名を糸瓜南瓜(ヘチマカボチャ)といい、京都のものは九条南瓜(クジョウカボチャ)と呼ばれる。
蔓は五角形で全体に毛がある。
葉は心臓形で浅く5つに裂け、長い柄がある。
開花時期は6月から8月である。
雌雄同株で雄花と雌花がある。
いずれも黄色い大きな花である。
秋になる実の形は鶴首状である。
果皮の色はベージュから緑色、果肉は鮮やかな橙色である。
粘質で、甘みがあっておいしい。
属名の Cucurbita はラテン語の「cucumis(ウリ)+orbis(円形)」からきている。ヒョウタンの古代ラテン名を転用したものである。
種小名の moschata は「麝香の香りのする」という意味である。
変種名の lufiiformis は「ヘチマ属(Luffa)のような形の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Cucurbita moschata var. lufiiformis


★鶴首の名前がどこか床しいね
 胡瓜のような形だけれど




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純白苦瓜(ジュンパクニガウリ)



純白苦瓜(ジュンパクニガウリ)はウリ科ツルレイシ属の蔓性一年草である。
蔓茘枝(ツルレイシ)の仲間で、果実の色が白いのが特徴である。
蔓茘枝(ツルレイシ)は別名を苦瓜(ニガウリ)という。
原産地は熱帯アジアである。
日本でも沖縄などで観賞用としして、また食用として栽培される。
蔓の長さは4~5メートルになる。
葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は7~9月である。
葉の脇に黄色い花をつける。
花冠は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実は長さが20センチくらいあり、重さは200~300グラムある。
疣は丸く尖りはない。
野菜とされ、苦味は少ない。
属名の Momordica はラテン語の「mordeo (かじる)」からきている。種子にかじったような不規則な突起があることから名づけられた。
種小名の charantia はツルレイシのインド名からきている。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Momordica charantia


★色白で疣も尖らぬその姿
 どこに消えたか荒々しさは




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鹿ヶ谷南瓜(シシガタニカボチャ)



鹿ヶ谷南瓜(シシガタニカボチャ)はウリ科カボチャ属の蔓性一年草である。
南瓜(カボチャ)の原産地はメキシコ南部から中央アジアにかけた一帯である。
その中でも日本南瓜(ニホンカボチャ)といわれるものの品種の1つである。
京都の大文字山の麓にある鹿ヶ谷で江戸時代の末期から栽培されてきた。
蔓は五角形で全体に毛がある。
葉は心臓形で浅く5つに裂け、長い柄がある。
開花時期は6~8月である。
雌雄同株で雄花と雌花がある。
いずれも黄色い大きな花である。
秋になる実の形は瓢箪形で瘤がある。
果皮の色はの形は緑色から橙褐色になる。
粘質で水分が多く味は淡白で、煮物や天ぷらに利用される。
属名の Cucurbita はラテン語の「cucumis(ウリ)+orbis(円形)」からきている。ヒョウタンの古代ラテン名を転用したものである。
種小名の moschata は「麝香の香りのする」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Cucurbita moschata 'Shishigatani'


★京都には不思議な野菜があるものだ
 笑みが浮かぶよこの南瓜には




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隼人瓜(ハヤトウリ)



隼人瓜(ハヤトウリ)はウリ科ハヤトウリ属の蔓性多年草である。
霜のある温帯地域では一年草として扱われる。
原産地は中央アメリカである。
メキシコ南部から熱帯アメリカ地域で栽培されている。
果実を食用とする。
また、多年生となる地域では、2~3年かけて肥大する地下部にデンプンを蓄積し、その塊根を食用とする。
日本へは大正時代に鹿児島へ導入されたことが和名の由来である。
別名を千成瓜(センナリウリ)ともいう。
たくさんの実がつくことからつけられた名である。
草丈は10メートルくらいまで伸びる。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期、結実時期は10~11月くらいである。
花は花径15ミリくらいで、黄白色である。
雄花と雌花がある。
実は洋ナシのような形をしている。
色は白いものと淡い緑色のものがある。
属名の Sechium はギリシャ語の「sekos(囲い)」からきている。果実が家畜の飼料となることから名づけられた。
種小名の edule は「食用の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sechium edule


★まだ知らぬ名前に触れて面白く
 いろんな角度でカメラを構え




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