忍者ブログ

新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「シソ科」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

西洋薄荷(セイヨウハッカ)



西洋薄荷(セイヨウハッカ)はシソ科ハッカ属(メンタ属)の多年草である。
メンタ属は世界に10数種が分布する。
また、多くの栽培品種がある。
日本にも薄荷(ハッカ)が分布し、属名の和名はハッカ属という。
本種は、メンタ・アクアティカ(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の自然交雑種である。
原産地はヨーロッパである。
全草にメントール(menthol)を含み、古代ギリシャやローマの時代から栽培され、香料や風味付けとして使用されてきた。
また、薬用にも利用されてきた。
日本へは明治時代に導入されたが、本格的に栽培されるには至らず、ハーブとして家庭用に栽培されてきた。
逸出したものが全国的に野生化している。
英名はペパーミント(peppermint)という。
日本でも別名とされており、この名称のほうが通りがよいかもしれない。
また、YListでは和名を胡椒薄荷(コショウハッカ)としている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は楕円形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
淡い紫色の花を穂状につけるか輪生させる。
花冠は唇形で、雄しべ4本と雌しべ1本がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「有徳の人」である。
7月22日の誕生花である。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の piperita は「コショウ属(Piper)のような」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Mentha x piperita

★傍に来てペパーミントのこの香り
 楽しんでねと花は囁き
☆爽やかな香りは心安らぎて
 夏の暑さもしばし忘れて



植物図鑑
花図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル












PR

ラバンデュラ・デンタータ



ラバンデュラ・デンタータはシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
ラバンデュラ属は地中海沿岸地方を中心に40種くらいが分布する。
また、新たにさまざまな栽培品種が作出されている。
本種の原産地はスペイン、北アフリカである。
YListでは和名を切れ葉ラベンダー(キレハラベンダー)としている。
英名はデンタータラベンダー(Dentata lavender)、フリンジラベンダー(Fringed lavender)などである。
樹高は40センチから90センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉に特徴がある。
披針形(笹の葉のような形)で縁に鋭いぎざぎざ(鋸歯)があり、シダの葉のようである。
葉の色は濃い緑色で、白い綿毛がたくさん生えている。
開花時期は4月から5月くらいである。
気候が合えば周年開花をする。
花穂は長さが5センチから8センチくらいで、先にウサギの耳のような苞がつく。
花は淡い紫色をした筒形で、先が唇形に5つに裂ける。
花にはよい香りがある。
ハーブとして栽培され、香料、ポプリ、入浴剤、お茶などに利用される。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lavandula dentata

★ぎざぎざの葉っぱがとても個性的
 立てた花穂は貴婦人の色



植物図鑑
花図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






ホルミヌム・ピレナイクム



ホルミヌム・ピレナイクムはシソ科ホルミヌム属の多年草である。
ホルミヌム属は1属1種である。
原産地はヨーロッパである。
ピレネー山脈やアルプス山脈に分布し、標高1400メートルから2500メートルの草地や山の斜面に生える高山植物である。
草丈は20センチから45センチくらいである。
茎の断面は四角形で腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
根際から生える葉は卵円形で皺があり、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は7月から8月である。
平地では5月から9月くらいが開花時期である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、暗い青紫色をした唇形の花をたくさんつける。
稀にピンクや白の花も咲く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
英名はドラゴンマウス(dragonmouth)という。
「竜の口」という意味になる。
属名の Horminum の語源は不明だがセージを意味する言葉のようである。
種小名の pyrenaicum は「ピレネー山脈の」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Horminum pyrenaicum

★はるばるとやって来たよね日本へ
 ピレネーに咲く花見せたくて



植物図鑑
花図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








コリウス



コリウスはシソ科コリウス属(コレウス属)の多年草である。

非耐寒性なので園芸的には一年草として扱う
文献によってはコレウス属を旧属名とし、プレクトランツス属として表示するものもある。
ここではYListの表示に沿ってコレウス属として扱う。
標準和名は金襴紫蘇(キランジソ)というが、ほとんど使われることはない。
園芸的にはコリウスの名で流通している。
原産地は熱帯アフリカなどである。
多くの園芸品種が作出されている。
斑入りの葉がカラフルで美しい観葉植物で、花はあまり目立たない。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、多彩な色や模様が入る。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花を穂状につける。
花冠は筒状で、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「絶望の恋」である。
属名の Coleus はギリシャ語の「koleos(管)」からきている。雄しべの形状に由来する。
種小名の scutellarioides は「タツナミソウ属(Scutellaria)に似た」という意味である。
写真は7月に清水公園花ファンタジアで撮った。
品種名はウインターサンである。
学名:Coleus scutellarioides (syn. Plectranthus scutellarioides)

★鮮やかな模様敷き詰め夏花壇
 出番が来たと輝くコリウス

 


植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



苦薄荷(ニガハッカ)



苦薄荷(ニガハッカ)はシソ科ニガハッカ属の多年草である。
ニガハッカ属はヨーロッパやアジアに40種くらいが分布する。
本種は地中海沿岸地方から西アジアにかけて分布する。
英名をホワイト・ホアハウンド(white horehound)という。
ローマ時代から薬用とされ、中世以降も咳止めのハーブとして利用されてきた。
日本へは明治時代に香料植物として渡来した。
逸出したものが関東地方や近畿地方で野生化している。
環境省の「我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)」(2006)に掲載されている。
草丈は40~60センチくらいである。
全体に白い綿毛に覆われる。
茎は直立をする。
葉は円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、ハッカに似た強い香りがする。
開花時期は6~8月くらいである。
葉の脇に白い小さな唇形の花を輪生させる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Marrubium はヘブライ語の「marror(マーロール:苦味のある香味野菜)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Marrubium vulgare

★愛嬌もたっぷりに咲く苦薄荷
 夏の花壇を飛び跳ねるよう




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








カレンダー

02 2024/03 04
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カウンター

楽  天

お買い物





AmazonStore
by amanatu



カテゴリー

最新TB

プロフィール

HN:
HP:
性別:
男性

QRコード

ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析





Copyright ©  -- 新・花の仲間調べ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ