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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ショウガ科」の記事一覧

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ロスコエア・プルプレア



ロスコエア・プルプレアはショウガ科ロスコエア属の多年草である。
ロスコエア属は中国南西部からヒマラヤにかけて21種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
この属の植物はまるでランの仲間のように見えることで知られる。
本種は中国の雲南省やインド北西部、ネパール、ブータンなどのヒマラヤ地方に分布し、標高2700メートルから3000メートルの草地や林の中に生える。
中国名は象牙参という。
園芸的には地植え、鉢植えができる。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花径7センチくらいの紫色の花を数輪つける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Roscoea はリバプール植物園の創設者で収集家だった「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さん」の名からきている。
種小名の purpurea は「紫色の」という意味である。
写真は7月に京都府立植物園で撮った。
学名:Roscoea purpurea

★美しい花の姿にはっとする
 ヒマラヤ背負えばさぞや見事と




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ロスコエア・アルピナ



ロスコエア・アルピナはショウガ科ロスコエア属の多年草である。
ロスコエア属は中国南西部からヒマラヤにかけて15種くらいが分布する。
この属の植物はまるでランの仲間のように見えることで知られる。
本種は中国の南西部(雲南省、四川省、チベット自治区)からヒマラヤ(ネパール、カシミール地方)にかけて分布し、標高2000メートルから3000メートルの山の斜面や林の中に生える。
中国名は高山象牙参という。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に紅紫色の花を1輪つける。
花は完全には開かず、筒部が萼よりも長くなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Roscoea はリバプール植物園の創設者で収集家だった「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さん」の名からきている。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Roscoea alpina

★ヒマラヤの山の斜面咲くという
 花は地面を這うがごとくに



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紅花福神草(ベニバナフクジンソウ)



紅花福神草(ベニバナフクジンソウ)はショウガ科オオホザキアヤメ属(コスツス属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオホザキアヤメ科とされる。
コスツス属は世界の熱帯・亜熱帯地域に100種くらいが分布する。
代表種は大穂咲き菖蒲(オオホザキアヤメ)で、属名の和名はオオホザキアヤメ属という。
また、福神草(フクジンソウ)の別名があり、属名の和名をフクジンソウ属とするものもある。
本種の原産地は、ブラジルである。
白花を咲かせる福神草(フクジンソウ)と対比してつけられた名である。
草丈は50センチから60センチくらいである。
葉は長い楕円形で大きい。
葉の表面は緑色、裏面は赤味を帯びる。
葉の先は尖り、やや艶がある。
開花時期は温室ではほぼ周年である。
茎先に花径4センチから5センチのオレンジ色の花をつける。
一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Costus はアラビア語の「koost(東インド)」からきており、東方からの植物の意味合いである。
種小名の igneus は「炎色の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Costus igneus

★対比してつけられた名とはわかったが
 福神草の由来は知れず



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クルクマ・インディアンサプライズ



クルクマ・ファエオカウリスはショウガ科ウコン属(クルクマ属)の多年草である。
クルクマ属は世界に80種くらいが分布する。
香辛料などに利用される同属のクルクマ・ロンガ(Curcuma longa)に鬱金(ウコン)の和名があり、属名の和名もウコン属という。
ファエオカウリス種の原産地はマレーシア、インド、ヒマラヤである。
莪朮(ガジュツ)の和名がある。
インディアンサプライズ(Indian Surprise)はその園芸品種である。
草丈は90センチから120センチくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖り、長い柄がある。
開花時期は5月から6月である。
葉の間から長さ20センチくらいの花穂を出す。
花のように見えるのは苞である。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)は淡い緑色で、上のほうは淡い紅紫色になる。
花は小さくて黄色く、一日花である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Curcuma はアラビア語の「kurkum(黄色)」からきている。根茎から黄色の色素を得ることから名づけられた。
種小名の phaeocaulis は「褐色の茎の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Curcuma phaeocaulis 'Indian Surprise'

★美しい花の姿が目を奪う
 名前の通りサプライズだね




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莪朮(ガジュツ)



莪朮(ガジュツ)はショウガ科ウコン属の多年草である。
原産地はマレーシア、インド、ヒマラヤである。
根茎を生薬で莪朮(がじゅつ)といい、芳香健胃作用がある。
日本へいつごろ渡来したかははっきりしない。
1603年(慶長8年)に薩摩藩主の島津義弘が種子島久時に薬方を伝授したとの記録があるという。
明の時代の生薬研究書「本草網目」にも記載がある。
今日では屋久島、奄美大島、沖縄などで自生し、栽培もされている。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖り、長い柄がある。
側脈が隆起し、葉脈に沿って紫紅色の筋がある。
開花時期は5~6月である。
茎先の葉の間から長さ20センチくらいの花穂を出す。
花のように見えるのは苞である。
苞は淡い緑色で、上のほうの苞の先は淡い紅色になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Curcuma はアラビア語の「kurkum(黄色)」からきている。根茎から黄色の色素を得ることから名づけられた。
種小名の phaeocaulis は「褐色の茎の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Curcuma phaeocaulis(syn. Curcuma zedoaria)

★古くより薬効ありと伝えらる
 莪朮の花の先は紫




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