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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「アブラナ科」の記事一覧

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針犬薺(ハリイヌナズナ)



針犬薺(ハリイヌナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属(ドラバ属)の一年草である。
ドラバ属は世界に400種くらいが分布する。
日本にも犬薺(イヌナズナ)などが分布し、属名の和名はイヌナズナ属という。
本種の原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈、ピレネー山脈、アペニン山脈などの高山の岩場や草原に生える。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は分厚く細長い楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)になる。
葉の先は針のように細く尖っており、それが名の由来になっている。
犬薺のほうは、薺(ナズナ)に似ているが食用にならないというところからきている。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな4弁花を咲かせる。
雄しべが花から飛び出している。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
日本ではロックガーデンなどで利用されている。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の aizoides は「常緑の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Draba aizoides

★アルプスの春を飾って咲くという
 小さな黄花針犬薺



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白馬薺(シロウマナズナ)



白馬薺(シロウマナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、高山の岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は線状の倒披針形で、縁に毛が生える。
近縁種の北岳薺(キタダケナズナ)は全体に毛が生えて白っぽい。
茎につく葉は1枚から3枚である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Draba はギリシャ語の「draba(辛い)」からきている。他の植物につけられた名が後に転用された。
種小名の shiroumana は北アルプスの「白馬岳の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Draba shiroumana

★この仲間とても細かく分かれてる
 繊細そうだ高山の花



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春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)



春咲き山芥子(ハルザキヤマガラシ)はアブラナ科ヤマガラシ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
世界の広い地域に雑草として帰化している。
日本では、1960年に群馬県で帰化が確認された。
現在では北海道から九州にかけて各地に分布し、道端や牧草地などに生える。
外来生物法では要注意外来生物に指定されている。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
別名を冬芥子(フユガラシ)という。
草丈は20~60センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
側裂片は小さいが、頂裂片はほぼ円形で大きい。
茎につく葉には柄がなく、つけ根の部分は耳形で茎を抱く。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6~8ミリくらいの小さな黄色い4弁花をまとまってつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Barbarea はキリスト教の女聖者とされる「聖バルバラ(St. Barbara)」の名からきている。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Barbarea vulgaris


★低地でもしっかり根づく強靭さ
 山芥子でも雑草なんだ




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広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)



広葉崑崙草(ヒロハコンロンソウ)はアブラナ科タネツケバナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の渓流沿いなどの湿地に生える。
「崑崙」の名は、花の白さを崑崙山脈の雪に見立てたとする説が一般的である。
崑崙草(コンロンソウ)に比べて小葉の幅が広いというのが和名の由来である。
別名を蓼の湖崑崙草(タデノウミコンロンソウ)という。
この名は奥日光の蓼の湖で発見されたことからつけられた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全体に毛はほとんど生えていない。
茎は直立して枝分かれをする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形で、5枚から7枚からなる。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)ずある。
葉には長い柄がある。
葉の柄のつけ根の部分には付属体があり、耳状に茎を抱く。
開花時期は5月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の appendiculata は「附属物のある」という意味である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Cardamine appendiculata


★降りしきる冷たい雨に遮られ
 葉っぱの様子ぼんやりだけど




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色曲がり花(イロマガリバナ)



色曲がり花(イロマガリバナ)はアブラナ科マガリバナ属(イベリス属)の常緑多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
学名のイベリス・ウンベラタで表示するものもある。
原産地は南ヨーロッパで、砂礫地や石灰岩地に生える。
日本では花壇から逸出したものが帰化している。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚い。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、青紫色の小さな花を半球状に集まってつける。
花の色には白、桃色、赤などのものもある。
花弁は4枚で、十字状に開く。
萼片は4枚である。
雄しべは6本あり、4本が長い。
雌しべは1本である。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
英名はグローブ・キャンディタフト(globe candytuft)である。
「キャンディタフト」はイベリスの仲間のことで、砂糖菓子のように盛り上がった形を表している。
属名の Iberis はギリシャ語の「Iberia(イベリア半島)」からきている。この属の植物の多くがスペインやポルトガルを原産地とすることから名づけられた。
種小名の umbellata は「散形花序の」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Iberis umbellata


★イベリスに色のつくものあったのか
 来てみてよかった新たな発見




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