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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「バショウ科」の記事一覧

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料理バナナ(リョウリバナナ)



料理バナナ(リョウリバナナ)はバショウ科バショウ属(ムサ属)の多年草である。
ムサ属は熱帯・亜熱帯地域に35種から60種くらいが分布する。
日本でも沖縄で芭蕉(バショウ:Musa basjoo)が栽培されており、属名の和名をバショウ属という。
本種はその栽培品種で、世界の熱帯地域で広く栽培されている。
日本で日常食べているバナナ(Musa acuminata)とは遺伝子の型が異なる。
果実が硬いので蒸したり焼いたりして食べる。
料理バナナ(リョウリバナナ)の名は撮影地での表示に基づいている。
YListでは本種(Musa x paradisiaca)の和名をバナナとしている。
料理バナナ(リョウリバナナ)はバナナ(Musa acuminata)と琉球琉球糸芭蕉(リュウキュウイトバショウ:Musa balbisiana)との間の三倍体の交配種である。
草丈は4メートルから5メートルである。
茎のように見えるのは葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が巻き重なったもので、偽茎という。
葉は長めの楕円形である。
偽茎の先に数枚の葉をつける。
開花時期は温室では周年である。
葉の間から、大きな苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をつけた花穂を垂らす。
実は花穂に10数段につく。
属名の Musa はこの属のアラビア名からきている。
種小名の paradisiaca は「楽園のような」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物園の温室で撮った。
学名:Musa x paradisiaca

★なるほどね上手い名前をつけたもの
 出会いは楽しい大きな温室

 

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千成バナナ(センナリバナナ)



千成バナナ(センナリバナナ)はバショウ科バショウ属の常緑多年草である。
バショウ属は世界の熱帯地方に40~50種が分布する。
属名は中国名由来の芭蕉(バショウ)からきている。
本種はバナナの特異な型の1つと考えられている。
原産地はジャワやマレーシアである。
和名の由来は大きな花序に1000個以上の実をつけることからきている。
ただし、1つ1つの実は親指くらいで小さく、食用には向かない。
自生地では飼料用にわずかに栽培される。
また、植物園などで観賞用として展示されている。
草丈は3メートルから5メートルくらいである。
茎のように見えるのは葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が巻き重なったもので、偽茎という。
葉は長めの楕円形で艶があり、長さは2、3メートルある。
偽茎の先に8枚から10枚の葉つける。
開花時期は夏である。
葉の間から、大きな苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をつけた花穂を垂らす。
雌花は花穂のつけ根の部分に、雄花は先につき、その間に中性花がつく。
花の色は紅紫色である。
実は花穂に10数段につき、黄色に熟する。
属名の Musa はこの属のアラビア名からきている。
種小名の chiliocarpa は「○○の果実の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Musa chiliocarpa

★食べるには小さすぎるがその姿
 ぎょっとするんだ千成バナナ




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ムサ・ベルティナ



ムサ・ベルティナはバショウ科バショウ属の常緑多年草である。
原産地はインド北東部のアッサム地方である。
草丈は100~150センチくらいである。
茎のように見えるのは葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が巻き重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は大型の楕円形である。
開花時期は夏から秋である。
花序は直立し、普通のバナナのように垂れ下がらない。
花茎は紅色である。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)の外側は淡い桃色、内側は紅色で、反り返って垂れる。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、長さは10センチくらいあり桃色になる。
実の中には黒い種子がたくさん入っているが食べられる。
ただし、食用ではなく観賞用として栽培されている。
属名の Musa はこの属のアラビア名からきている。
種小名の velutina は「ベルベットのような」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Musa velutina

★面白いピンクのバナナに笑みもれる
 多様な姿にまた一つ触れ




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ヘリコニア・フミリス



ヘリコニア・フミリスはバショウ科オウムバナ属(ヘリコニア属)の多年草である。
分類体系によってはオウムバナ科とされる。
オウムバナ属は熱帯アメリカに80種くらい分布する。
本種の原産地はトリニダード島からブラジルにかけてである。
英名はロブスタークロー(lobster claw)という。
草丈が60~90センチくらいの小形種である。
葉は大形の長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
下部は葉鞘が重なり合って偽茎となる。
開花時期は6~10月くらいである。
茎先に花序が立ち上がる。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)は舟形で赤く、縁のほうが緑色になる。
淡い黄色の花は苞に隠れるように着き、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Heliconia はギリシャ神話の女神ムーサ(Musa)が住んでいたとされる「ヘリコン山(Mount Helicon)」からきている。
種小名の humilis は「背が低い」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Heliconia humilis

★比べてもわかりにくいねヘリコニア
 緑がかった苞がフミリス




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