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カテゴリー「ウコギ科」の記事一覧

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姫五加木(ヒメウコギ)



姫五加木(ヒメウコギ)はウコギ科ウコギ属(エレウテロコックス属)の落葉低木である。
エレウテロコックス属は東アジア、極東ロシア、東南アジアなどに38種が分布する。
日本にも蝦夷五加木(エゾウコギ)など10数種が分布し、属名の和名をウコギ属という。
本種の原産地は中国である。
中国名は異株五加という。
日本へは古い時代に薬用として渡来した。
現在では日本の各地に帰化している。
別名で単に五加木(ウコギ)と呼んでいるものも本種である。
根や樹皮を乾かしたものを生薬で五加皮(ごかひ)といい、強壮薬とされる。
和名の由来は、中国名の「五加」の音読みに「木」を加えたもので、小形であることからきている。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は5月である。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑色の小さな花をたくさんつける。
花径は3ミリから5ミリくらいで、花弁数は5枚から7枚である。
雄しべも5本から7本くらいある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
属名の Eleutherococcus はギリシャ語の「eleutheros(自由)+kokkos(種子)」からきている。
種小名の sieboldianus はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Eleutherococcus sieboldianus

★目立たない花を咲かせて姫五加
 神秘の力隠すごとくに



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蝦夷五加木(エゾウコギ)



蝦夷五加木(エゾウコギ)はウコギ科ウコギ属(エレウテロコックス属)の落葉低木である。
エレウテロコックス属は東アジア、極東ロシア、東南アジアなどに38種が分布する。
日本にも本種など10数種が分布し、属名の和名をウコギ属という。
本種は北海道の東部に分布し、山地の林の中や沢沿いに生える。
海外では、中国の北東部やロシアのアムール州、サハリン州などにも分布する。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹に刺がある。
若い幹には細くて鋭い刺が密生する。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には細かくて不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には刺や毛が生える。
開花時期は5月である。
枝先に半球状の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い黄白色の小さな花をたくさんつける。
花径は4ミリから6ミリくらいである。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は楕円状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒紫色になる。
根や樹皮を乾かしたものを生薬で刺五加(しごか)といい、強壮薬とされる。
特に最近はスポーツ生理に対する応用が盛んに試みられている。
和名の由来は、中国名の「五加」の音読みに「木」を加えたもので、北海道に分布することからきている。
属名の Eleutherococcus はギリシャ語の「eleutheros(自由)+kokkos(種子)」からきている。
種小名の senticosus は「棘の密生した」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Eleutherococcus senticosus(syn. Acanthopanax senticosus)

★薬効を知らず和人の蹴散らした
 蝦夷五加の花阿寒湖に咲く



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トレベシア・パルマタ



トレベシア・パルマタはウコギ科トレベシア属の常緑小高木である。
中国、インドシナ半島、ヒマラヤ、バングラデシュ、インドなどに分布する。
日本では鉢植えの観葉植物とされる。
英名はスノーフレークツリー(snowflake tree)である。
樹高は5~7メートルくらいである。
幹や枝には、短い棘がある。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は深く羽状に裂け、まるで雪の結晶のような形になる。
開花時期は春である。
枝先に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Trevesia はイタリアの後援者「トレベス一家(family Treves, 1800's)」の名からきている。
種小名の palmata は「手のひら状の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Trevesia palmata

★この葉っぱ何て表現したらいい
 頬も緩むね不思議な形




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黄紋八手(キモンヤツデ)



八手(ヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸沿いなどの温暖な場所に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
また、庭木としても利用される。
黄紋八手(キモンヤツデ)はその栽培品種の1つである。
特徴は葉に不揃いに黄色い斑が入ることである。
「八手」の名の由来は、深く切れ込んだ葉の形からきている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に7つから9つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は11月から12月である。
白い球状に集まった花をつける。
1つの花が、日が経つにつれて雄花から雌花へと変化する。
結実期は3月から5月で、熟すと黒い実になる。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の Aureo-variegata は「黄金色の斑入りの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Fatsia japonica 'Aureo-variegata'

★黄金と言うには少しおこがましい
 季節変われば綺麗なのかな




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紙八手(カミヤツデ)



紙八手(カミヤツデ)はウコギ科カミヤツデ属の落葉小高木である。
原産地は中国南部、台湾である。
原産地では落葉をしない。
日本では、関東地方以南で植栽される。
また、逸出したものが野生化している。
地下茎が横に広がり、そこから次々と幹を出して繁殖するので、群落化しているところもある。
樹高は3~6メートルくらいである。
幹は直立する。
葉には長い柄があり、幹の上部で互い違いに生える(互生)。
長さが1メートルくらいある大きな葉は手のひら状に7つに裂け、その先がまた浅く2つに裂ける。
葉には艶はなく、葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は11~12月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、さらに球状の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)に緑白色の花をたくさんつける。
1つ1つの花は4弁花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
幹からとれる髄は「通草紙」という紙の原料とされた。
属名の Tetrapanax はギリシャ語の「tetra(4つの)+panakeia(万能薬)」からきている。
種小名の papyrifer は「紙を持った」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tetrapanax papyrifer


★根を張ってどんどん広がる紙八手
 冬の寒さをものともせずに
☆土の下広がり伸びて紙八手
 大きな葉っぱみごとに広げ




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