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カテゴリー「トベラ科」の記事一覧

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白海桐(シロトベラ)



白海桐(シロトベラ)はトベラ科トベラ属(ピットスポルム属)の常緑低木である。
ピットスポルム属は東アジアからアフリカにかけて200種くらいが分布する。
日本には海桐(トベラ)などが分布し、属名の和名をトベラ属という。
本種は小笠原諸島固有種である。
「海桐(かいどう)」は中国名からきており、漢字では「扉木」とも書く。
和名の由来は、樹皮が白いことからきている。
樹高は2メートルから5メートルである。
葉は長い楕円形で、枝先付近に集まって輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打っている。
葉の質は厚く、表面は艶があり、裏面は灰色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄白色の5弁花をつける。
花の色は咲き進むと黄色が濃くなる。
花の後につく実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと黒褐色になって3つに裂ける。
属名の Pittosporum はギリシャ語の「pitta(黒いねばねばした)+spora(種子)」からきている。種子が真っ黒で艶があり粘着性のあることから名づけられた。
種小名の boninense は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は11月に夢の島熱帯植物館の温室で撮った。
学名:Pittosporum boninense

★樹皮の色白っぽいのが特徴だ
 小笠原には不思議がたくさん




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