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新・花の仲間調べ

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青髢草(アオカモジグサ)



青髢草(アオカモジグサ)はイネ科カモジグサ属の越年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端、空き地、草原などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
草丈は40~100センチくらいである。
茎は円柱形である。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
質はやや堅くて艶があり、無毛である。
開花時期は5~7月である。
穂状花序をつくる。花は緑色で先が少し垂れる。
近縁種の髢草(カモジグサ)のほうが紫色を帯びていて、青味がかって見える。
青髢草(アオカモジグサ)の「アオ」とは緑を含む古語なのである。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Agropyron はギリシャ語の「agros(野生)+ pyros(小麦)」からきている。
種小名の ciliare は「縁毛のある」という意味である。
変種名の minus は「より小さい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Agropyron ciliare var. minus


★草いきれ嗅ぎつ五月の空の下
 青髢草の穂先見つめて




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