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新・花の仲間調べ

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熊蕨(クマワラビ)



熊蕨(クマワラビ)はオシダ科オシダ属(ドリオプテリス属)の常緑多年草である。
ドリオプテリス属は北半球に250種くらいが分布する。
日本にも雄羊歯(オシダ)などが分布し、属名の和名をオシダ属という。
本種は北海道の奥尻島と本州から九州にかけて分布し、林の中や道ばたに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は40~80センチくらいである。
根茎は太くて直立をする。
葉は羽状複葉である。
葉の形は三角状の楕円形で、羽片の下部は少し短くなる。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は葉の上のほうだけにつき、胞膜(胞子嚢群を包みこんで保護する膜)は円形である。
胞子嚢をつけた上部の葉だけ秋には枯れてしまう。
和名の由来は、葉の柄のつけ根の部分に密生する鱗片を熊の毛に見立てたものである。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の lacera は「不揃いに分裂した」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Dryopteris lacera

★名前こそ聞いてはいたが熊蕨
 名前の由来初めて知って




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