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新・花の仲間調べ

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台湾寒萱(タイワンカンスゲ)



台湾寒萱(タイワンカンスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
原産地は西表島で、川岸の岩場の上などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
2000年版のレッドデータブックまでは茶色萱(チャイロスゲ:Carex fulvorubescens)とされていたが、その後、台湾寒萱(タイワンカンスゲ)であることがわかった。
草丈は25~50センチくらいである。
つけ根の部分の鞘は淡い褐色で、脈は紫褐色である。
葉は幅3~6ミリの線形で、花茎よりも高くなる。
開花時期は7~10月である。
小穂は円柱形である。
花の後にできる実は小堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の longistipes は「長い茎の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Carex longistipes

★出会えると思えぬ草がここにある
 小躍りしつつカメラに収め




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