新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
髭桔梗(ヒゲギキョウ)
髭桔梗(ヒゲギキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
学名のカンパヌラ・トラケリウムの名でも流通している。
草丈は60~100センチくらいである。
茎には硬い毛が生える。
葉は楕円形で、先がわずかに尖る。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は7~9月である。
葉の脇に濃い青紫色をした鐘状の花をつける。
花冠は先で5つに裂け、内側に髭のような毛がたくさん生える。
萼は5つに裂け反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の trachelium は「喉の」という意味である。由来ははっきりしない。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Campanula trachelium
★裏側にびっしり髭を生やし咲く
髭桔梗は個性に満ちて
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