新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
淡雪栴檀草(アワユキセンダングサ)
淡雪栴檀草(アワユキセンダングサ)はキク科センダングサ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
現在では世界の熱帯、亜熱帯地方に広く分布している。
日本へは戦後に渡来し、鹿児島県や沖縄県に帰化している。
草丈は30~100センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
立ち性のものを立淡雪栴檀草(タチアワユキセンダングサ:Bidens pilosa var. radiata)として区別する場合もある。
開花時期は周年である。
舌状花は白く5~7枚くらいある。
筒状花は黄色い。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
沖縄での方言名は刺し草(サシクサ)という。
黒い針状の種子が衣服などにびっしりとつく。
繁殖力は極めて強い。
属名の Bidens はラテン語の「bi(2)+dens(歯)」からきている。実にある2本の棘を歯に見立てたものである。
種小名の pilosa は「軟毛のある」という意味である。
変種名の bisetosa は「2本の綿毛がある」という意味である。
写真は12月に沖縄県名護市で撮った。
学名:Bidens pilosa var. bisetosa
★愛らしい姿にふっと微笑むが
聞けばなかなかしぶとい草と
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