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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「キク科」の記事一覧

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箆葉姫女苑(ヘラバヒメジョオン)

箆葉姫女苑(ヘラバヒメジョオン)

箆葉姫女苑(ヘラバヒメジョオン)はキク科ムカシヨモギ属の一年草ないし越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは大正時代に渡来し、日本全土に分布している。
また、姫女苑(ヒメジョオン)との雑種である柳葉姫女苑(ヤナギバヒメジョオン)も生まれている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
根際から生える葉の柄が不明瞭なこと、茎につく葉のぎざぎざ(鋸歯)が不明瞭でしばしば全縁となることなどが区別点である。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に白ないし淡い紅紫色の花(頭花)を散房状につける。
花径は15ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の strigosus は「先が尖り粗い面の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Erigeron strigosus


★葉の形比べてみるも面白い
 違っているねどこかスマート


箆葉姫女苑(ヘラバヒメジョオン)

植物図鑑
花図鑑






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丸葉ていしょう草(マルバテイショウソウ)

丸葉ていしょう草(マルバテイショウソウ)

丸葉ていしょう草(マルバテイショウソウ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
四国と九州の南部に分布し、林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来ははっきりしないが、「禎祥草」と書くという説もある。
「丸葉」は葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)がないことに由来する。
草丈は40~60センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で、ロゼット状となる。
葉の先は丸く、軟らかい毛が密生して緑白色をしている。
開花時期は11~12月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花(頭花)を下向きに疎らにつける。
1つの頭花は3つの小花からなるが、総苞に包まれた1つの花のように見える。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea fragrans var. integrifolia


★ひょろりんと花茎伸びてぽつぽつと
 花をつけるが葉っぱは地面


丸葉ていしょう草(マルバテイショウソウ)

花図鑑

細葉白熊(ホソバハグマ)

細葉白熊(ホソバハグマ)

細葉白熊(ホソバハグマ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
屋久島の固有種で、山地の渓流沿いに生える。
草丈は10~40センチくらいである。
葉は茎の中ほどにつき、線形である。
開花時期は7~11月くらいである。
花(頭花)は3つの白い小さな花からなる。
花冠は筒状で、先は5つに深く裂け、裂片は反り返る。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea faurieana


★渓流に生える草だとよくわかる
 葉っぱの様子にうなずきながら


細葉白熊(ホソバハグマ)

花図鑑

沖縄ていしょう草(オキナワテイショウソウ)

沖縄ていしょう草(オキナワテイショウソウ)

沖縄ていしょう草(オキナワテイショウソウ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄県にかけて分布し、平地や山地の林の中に生える。
和名の由来ははっきりしないが、「禎祥草」と書くという説もある。
分類上は、台湾や中国に分布する中原白熊(ナカハラハグマ)の変種とされている。
別名を沖縄白熊(オキナワハグマ)、丸葉白熊(マルバハグマ)という。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は卵円形で、茎の中くらいに輪状に集まってつく。
葉には長い柄があり、葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は10~2月くらいである。
茎先に細長い花序を総状に出し、白い花(頭花)をつける。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea macroclinidioides var. okinawensis


★鎮座する花の姿はおとなしく
 可憐に見える仲間に比べ


沖縄ていしょう草(オキナワテイショウソウ)

花図鑑

磯野菊(イソノギク)

磯野菊(イソノギク)

磯野菊(イソノギク)はキク科シオン属の多年草である。
奄美大島から沖縄本島にかけて分布し、海岸の岩場や草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は15~50センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、斜上するか地を這う。
根際から生える葉はさじ形で、ロゼット状となる。
茎につく葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや多肉質である。
開花時期は周年である。
茎先に1輪ないし数輪の花(頭花)がつく。
花径は3センチくらいである。
舌状花の色は、白ないし淡い紫色である。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Aster asa-grayi


★万座毛あたりに生える花らしい
 いつか見たいなあの沖縄で


磯野菊(イソノギク)

花図鑑

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