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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「キク科」の記事一覧

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小白の栴檀草(コシロノセンダングサ)

小白の栴檀草(コシロノセンダングサ)

小白の栴檀草(コシロノセンダングサ)はキク科センダングサ属の一年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
日本にも帰化しており、本州の関東地方から沖縄にかけて分布する。
生育地は道端、荒地、堤防などである。
別名を白花栴檀草(シロバナセンダングサ)という。
分類上は小栴檀草(コセンダングサ)の変種とされている。
基本種には舌状花がない。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は4稜形で、長い毛が生える。
茎の上部につく葉は披針形(笹の葉のような形)である。
茎の下部につく葉は羽状に裂ける。
葉の両面には疎らに毛が生える。
開花時期は9~11月くらいである。
茎先に花径2センチくらいの白い花(頭花)をつける。
舌状花は4枚から7枚くらいである。
筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には棘があり、動物の毛や衣服に着いて運ばれる。
属名の Bidens はラテン語の「bi(2)+dens(歯)」からきている。実にある2本の棘を歯に見立てたものである。
種小名の pilosa は「軟毛のある」という意味である。
変種名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Bidens pilosa var. minor


★うっそうと茂るが如き図体に
 小さな花をぱらぱらつけて


小白の栴檀草(コシロノセンダングサ)

植物図鑑
花図鑑






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木立紺菊(キダチコンギク)

木立紺菊(キダチコンギク)

木立紺菊(キダチコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは戦後に朝鮮戦争の軍需品に紛れて渡来したと考えられている。
現在は本州の関東地方から九州にかけて帰化し、荒地や石垣などに生える。
草丈は40~120センチくらいである。
茎の下部が木質化するのが和名の由来になっている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には開出(立ち上がるようにつくこと)毛が生える。
開花時期は9~11月くらいである。
花径15ミリくらいの白い花(頭花)をたくさんつける。
舌状花は淡い紫色を帯びるものもある。
筒状花は黄色いが、咲き進むと紅紫色になる。
花の後にできる実は円柱形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の pilosus は「軟毛のある」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Aster pilosus


★うっそうと茂るが如く花つけて
 いかにも雑草木立紺菊


木立紺菊(キダチコンギク)

植物図鑑
花図鑑






沼蔓菊(ヌマツルギク)

沼蔓菊(ヌマツルギク)

沼蔓菊(ヌマツルギク)はキク科オランダセンニチ属の多年草である。
原産地は北アメリカの南部である。
田畑の畦道や川原などに生える。
日本へは戦後に侵入し、本州の関東地方から九州にかけて分布する。
草丈は30~100センチくらいである。
茎の下部は地面を這う。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~11月くらいである。
茎先に花径10~15ミリくらいの黄色い小さな花(頭花)を1輪ずつつける。
舌状花は10枚くらいあり、真ん中には筒状花がたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Spilanthes はギリシャ語の「spilos(まだら)+anthos(花)」からきている。この属に花床に斑点のあるものがあることから名づけられた。
種小名の americana は「アメリカの」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Spilanthes americana


★ぽつぽつと咲いた姿は綺麗だが
 群れなし咲けばきっと不気味だ


沼蔓菊(ヌマツルギク)

植物図鑑
花図鑑






姫向日葵(ヒメヒマワリ)

姫向日葵(ヒメヒマワリ)

姫向日葵(ヒメヒマワリ)はキク科ヒマワリ属の一年草である。
原産地は北アメリカの中西部である。
日本では栽培されるほか逸出したものがしばしば見かけられるが、定着はしない。
草丈は50~150センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉は三角形に近い卵形で、互い違いに生える(互生)。
茎と葉には粗い毛が生える。
開花時期は7~9月くらいである。
花径6センチから8センチくらいの黄色い花(頭花)を次々とつける。
筒状花は暗い褐色である。
舌状花は黄色で20枚くらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」からきている。頭花の様子や日に向いて開くことなどから名づけられた。
種小名の cucumerifolius は「キュウリ属(Cucumis)のような葉の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Helianthus cucumerifolius


★図体は姫とは言えぬ大きささ
 花の姿に面影少し


姫向日葵(ヒメヒマワリ)

植物図鑑
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胡麻菊(ゴマギク)

胡麻菊(ゴマギク)

胡麻菊(ゴマギク)はキク科ブクリョウサイ属の一年草である。
原産地はメキシコである。
世界の熱帯地域などに広く帰化している。
日本でも帰化が確認されている。
標準和名はアメリカ茯苓菜(アメリカブクリョウサイ)という。
草丈は1~2メートルである。
茎の下部につく葉は羽状に切れ込む。
上部につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
花径5ミリくらいの白い小さな花(頭花)をたくさんつける。
白い小さな舌状花が5枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花粉は喘息などのアレルギーの原因とされている。
属名の Parthenium はギリシャ語の「parthenos(処女)」からきている。
種小名の hysterophorus は「hystero(内部、子宮)+phoros(配達人)」からきている。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Parthenium hysterophorus


★かすみ草見るがごとくの花姿
 だけどなかなかやっかいな草


胡麻菊(ゴマギク)

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