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新・花の仲間調べ

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肉桂(ニッケイ)



肉桂(ニッケイ)はクスノキ科クスノキ属の常緑高木である。
九州の徳之島から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、インドシナ半島に分布する。
日本本土へは享保年間に中国経由で輸入された。
幹や根の皮を干したものを桂皮(けいひ)といい、薬用や香料として利用される。
ニッキ飴の名で知られる駄菓子も本種を用いたものである。
現在でも、暖地(和歌山県、高知県、熊本県、鹿児島県など)で少量だが栽培されている。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、3脈が目立つ。
裏面は白っぽい。
開花時期は5~6月である。
葉の脇に淡い黄緑色をした目立たない花を疎らにつける。
花冠は筒状で、先が6つに裂ける。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
花言葉は「純潔」である。
属名の Cinnamomum はギリシャ語の「cinein(巻く)+amomos(申し分ない)」からきている。巻いた皮の形と香りを称えて名づけられた。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園撮った。
学名:Cinnamomum sieboldii

★沖縄に自生する樹も肉桂と
 判断されたが異論もあって




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