忍者ブログ

新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「シソ科」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

春の田村草(ハルノタムラソウ)



春の田村草(ハルノタムラソウ)はシソ科アキギリ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の紀伊半島と四国、九州に分布し、山地や湿った谷間の木陰に生える。
このような分布を襲速紀(そはやき)要素と呼んでいる。
「襲」は熊襲(くまそ)、「速」は速水瀬戸(はやすいのせと)、「紀」は紀伊(きい)を指す。
「速水瀬戸」というのは豊予海峡のことである。
襲速紀要素の植物は主として中央構造線の南側に分布し、これは日本列島形成の歴史と関係があると考えられている。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は1~2回羽状複葉である。
下部の葉には長い柄がある。
小葉の縁には少数のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面にはまばらな毛がある。
開花時期は4~6月である。
白い小さな唇形の花を数段輪生する。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来ははっきりしていない。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の ranzaniana は江戸時代の本草学者「小野蘭山(おの・らんざん, 1729-1810)さんの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Salvia ranzaniana

★名の由来わからぬけれど清楚なる
 姿を見せて和製サルビア




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR

プレクトランツス・サシャ



プレクトランツス・キリアツスはシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
ヤマハッカ属は世界に250種くらいあり、観葉植物として知られる。
日本にも引起し(ヒキオコシ)など多くの自生種がある。
本種の原産地は南アフリカである。
サシャ(Sasha)はその園芸品種である。
サシャの名は人名由来で、Sandra や Alexandra の別称として用いられる。
鉢植えなどに利用される。
草丈は30~50センチくらい。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は緑色で、裏面は紫色である。
開花時期は5月から10月くらいである。
花は淡い紫色をした筒形で、先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の ciliatus は「縁毛のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Plectranthus ciliatus 'Sasha'

★葉っぱには模様の入ったものもある
 部屋の中でも楽しめそうだね




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






ティンネア・バルバタ



ティンネア・バルバタはシソ科ティンネア属の常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
樹高は1~3メートルくらいである。
ただし、普通は1メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
自生地での開花時期は夏である。
温室ではほぼ周年開花をするようである。
葉の脇に花径2センチくらいの濃い紫色をした唇形の花をつける。
3つに裂ける下唇の幅が広く大きい。
萼筒は緑色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Tinnea は南アフリカの植物調査に協力したオランダの「ティンネ家(Henrietta Tinne and her two daughters, 1800's)」の名からきている。
種小名の barbata は「ひげの生えた、芒ある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Tinnea barbata

★目の覚める紫の色美しい
 花は膨らみ彫刻のよう




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






犬姫小槌(イヌヒメコヅチ)



犬姫小槌(イヌヒメコヅチ)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南部からメキシコにかけて分布し、乾燥地などに生える。
英名はランスリーフセージ(lanceleaf sage)である。
ランスリーフは柳葉を意味する。
学名のサルビア・レフレクサで表示するものもある。
日本では、栽培逸出したものが、本州(群馬県、東京都、岐阜県、三重県)、四国(香川県)、九州(宮崎県)で野生化している。
海外でも、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどで野生化している。
草丈は10センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い青紫色をした唇形の花をつける。
上唇は立ち、下唇は反り返って浅く3つに裂ける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の reflexa は「背曲した」という意味である。
写真は9月に東京都木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Salvia reflexa

★犬の名がつくと何やら野生的
 可愛い花が咲いているけど




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








アガスタケ・スクロフラリィフォリア



アガスタケ・スクロフラリィフォリアはシソ科カワミドリ属の多年草である。
属名の読み方は「アガスタシェ」とするものもある。
日本にも分布する川緑(カワミドリ)と同じ仲間である。
原産地は北アメリカの東部である。
カナダのケベック州からアメリカ合衆国のジョージア州にかけて分布する。
英名はパープルジャイアントヒソップ(purple giant hyssop)である。
ヒソップはヤナギハッカに近縁の植物の総称である。
草丈は60センチから180センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形の花をつける。
花の色は紫色である。
写真の色よりは濃い色のものが多いようである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Agastache はギリシャ語の「aga(強める)+stachys(穂)」からきている。太い穂状の花序をつけることから名づけられた。
種小名の scrophulariifolia は「ゴマノハグサ属(Scrophularia)のような葉の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Agastache scrophulariifolia

★アメリカに多いようだねアガスタケ
 北陸の地で出合い楽しみ




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








カレンダー

03 2024/04 05
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

カウンター

楽  天

お買い物





AmazonStore
by amanatu



カテゴリー

最新TB

プロフィール

HN:
HP:
性別:
男性

QRコード

ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析





Copyright ©  -- 新・花の仲間調べ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ