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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「シソ科」の記事一覧

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サルビア・ユンナエンシス



サルビア・ユンナエンシスはシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
原産地は中国南西部(貴州省、四川省、雲南省)で、標高1800~2900メートルの森に生える。
中国名を雲南丹參(ウンナンタンシン)といい、自生地では根を薬用とする。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形である。
葉には皺があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~10月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色をした筒状の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の yunnanensis は「雲南省の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Salvia yunnanensis

★サルビアというには少し変わってる
 花の姿に不思議感じつ



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サルビア・タキエイ



サルビア・タキエイはシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草であるる
原産地は東ヨーロッパから西アジアにかけてである。
異名をサルビア・フォルスカオリー(Salvia forsskaolii)という。
草丈は60~90センチくらいである。
根際に生える葉は卵円形で大きい。
開花時期は7~8月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした筒状の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の tachiei は人名由来のようだがはっきりしない。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Salvia tachiei

★日本ではまだまだ知られぬサルビアが
 猛暑の中で天衝くように



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レモンベルガモット



レモンベルガモットはシソ科ヤグルマハッカ属の一年草である。
原産地は北アメリカの中南部からメキシコである。
日本ではハーブとして栽培される。
表記の名は流通名で、自生地ではレモンビーバーム(lemon beebalm)などの名で呼ばれる。
学名のモナルダ・キトリオドラを用いるものもある。
草丈は60~120センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉は鮮やかな緑色で、レモンの香りがする。
葉の裏には白くて軟らかい毛が生える。
開花時期は6~10月くらいである。
花茎に紅紫色をした唇形の花を輪生状にたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
ドライフラワーやハーブティーとして利用される。
属名の Monarda はスペインの医師で植物学者だった「モナルデ(Nicolas Monardes, 1493-1588)さん」の名からきている。
種小名の citriodora は「レモンのような香りの」という意味である。
写真は5月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Monarda citriodora


★モナルダの仲間もいろいろあるんだね
 初の出逢いは梅雨の沖縄




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姫金瘡小草(ヒメキランソウ)



姫金瘡小草(ヒメキランソウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
九州の長崎県から沖縄にかけて分布し、海岸近くの草地や岩場に生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は匍匐して横に広がる。
根際から生える葉は倒披針形で、ロゼット状に広がる。
葉の質は肉質で、艶がある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~10月くらいである。
沖縄では周年開花をする。
葉の脇に長さ10~15ミリくらいの濃い青紫色をした唇形の花を1つずつつける。
花の色は、紅色を帯びるものや白いものもある。
「姫」の名がつくが、花は金瘡小草(キランソウ)と同じくらいかそれよりも大きい。
花冠は5つに裂ける。
上の2枚の裂弁がいちばん小さい。
下の3枚の裂弁のうち真ん中のものが大きく、中央部に2つの斑点がある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Ajuga はギリシャ語の「a(無)+jugos(束縛)」からきている。花冠の形状を表したものである。
種小名の pygmaea は「ごく小さい」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Ajuga pygmae


★南国の砂浜埋めて咲くという
 姫金瘡小草に彼の地を思い




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プレクトランツス・ヌンムラリウス



プレクトランツス・ヌンムラリウスはシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
属名の読み方は「プレクトランサス」としている場合もある。
原産地は南アフリカである。
日本では観葉植物として普及している。
草丈は20センチくらいである。
匍匐性があり、茎を横に伸ばす。
葉は円形で、向かい合って生える(対生)
葉の質は分厚く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~11月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの紫色の小さな花を穂状につける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
別名をスウェーデンアイビー(Sweden ivy)という。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の nummularia は「硬貨形の」を意味する。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Plectranthus nummularius


★ほんのりと香りさわやか紫の
 小花咲かせてヌンムラリウス




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