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新・花の仲間調べ

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山鶯神楽(ヤマウグイスカグラ)



山鶯神楽(ヤマウグイスカグラ)はスイカズラ科スイカズラ属(ロニケラ属)の落葉低木である。
ロニケラ属は北半球に180種くらいが分布する。
属名の読み方は英語風にロニセラとするものもある。
日本にも吸葛(スイカズラ)など20種くらいが分布し、属名の和名をスイカズラ属という。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山地や丘陵地に生える。
樹高は2~4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は卵形ないし菱形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁や葉脈上には毛が生えている。
若い枝や葉の柄、花の柄にも毛が多い。
鶯神楽(ウグイスカグラ)には毛は生えていない。
深山鶯神楽(ミヤマウグイスカグラ)は毛の中に蜜腺も交じる。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇に長さ2センチくらいの淡い紅色をした漏斗形の花を1輪から2輪つける。
花の先は5つに裂けており、ぶら下がって咲く。
雄しべは5本で短い。
柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)が雄しべよりも飛び出している。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟したものは食用にもなる。
和名の由来は、鶯が繁みの陰で岩戸神楽を舞っていると見立てたものだという。
花言葉は「未来を見つめる」である。
属名の Lonicera はドイツ人の植物学者「ロニツァー(Adam Lonitzer, 1528-1586)さん」の名からきている。
種小名と変種名の gracilipes は「gracilis(細い)+pes(足)」からきている。足は花茎を指している。
写真は3月に水戸市植物公園で撮った。
学名:Lonicera gracilipes var. gracilipes

★仲間との違いほんの少しだけ
 赤く熟した実が美味しそう




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