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アポイ立坪菫(アポイタチツボスミレ)



アポイ立坪菫(アポイタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
漢字では「アポイ立壷菫」とも書く。
北海道固有種である。
アポイ岳のほか天塩地方と夕張岳の蛇紋岩地帯に生える。
分類上はアイヌ立坪菫(アイヌタチツボスミレ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
有茎種である。
葉は心形である。
葉の先は少し尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には艶があり、裏面は紫色をしている。
開花時期は4月から6月である。
花の色は淡い紫色で、唇弁には濃い色の筋が入る。
また、側花弁のつけ根の部分には毛が生えている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
変種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Viola sachalinensis var. alpina


★なるほどね葉っぱの色が違ってる
 花に比べて葉が大きいよ




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