新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
姫深山菫(ヒメミヤマスミレ)
- 2012/05/19 (Sat)
- スミレ科 |
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姫深山菫(ヒメミヤマスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は5センチから10センチである。
無茎種である。
葉は三角形に近い心形である。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は普通は淡い緑色である。
麓菫(フモトスミレ)に似るがこちらの裏面は紫色を帯びる。
開花時期は3~5月である。
花の色は白く、唇弁と側弁には紅紫色の筋が入る。
花径は10~15ミリである。
側弁のつけ根の部分には毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は筒状で短く、紫色をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の boissieuana はスイス人の植物学者「ボアジェ(H. Boissieu)さんの」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola boissieuana
★菫とは縁の豊かな人らしい
興味ひかれるスイスの学者
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