新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
小立坪菫(コタチツボスミレ)
- 2012/04/06 (Fri)
- スミレ科 |
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小立坪菫(コタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
分類上は、立坪菫(タチツボスミレ)の変種とされている。
基本種との違いは、匍匐性があって茎は立ち上がらずに地面を這うこと、葉のつけ根の部分が深く切れ込まず切形ないし浅い心形であることなどである。
研究者によって見解の分かれる種であるという。
草丈は5~10センチくらいである。
根際から生える葉は心形である。
開花時期は4~5月である。
花径は15ミリくらいで、花の色は淡い紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
変種名の exilis は「細かく小さい」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola grypoceras var. exilis
★這うように仲間を増やし咲くという
花色淡き小立坪菫
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