新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
苗場黄菫(ナエバキスミレ)
- 2012/05/11 (Fri)
- スミレ科 |
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苗場黄菫(ナエバキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方南部から上越地方にかけて分布し、山地や亜高山の砂礫地や林の縁に生える。
分類上は、大葉黄菫(オオバキスミレ)の変種とされている。
有茎種である。
基本種よりも小形で葉も小さく、葉は花茎から離れて出る。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎は紅紫色を帯びる。
葉は心形で厚く、艶がある。
葉脈がへこむ。
開花時期は6月である。
花の色は黄色い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は、基準標本産地の苗場山(上越国境)に因む。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の brevistipulata は「短い托葉のある」という意味である。
変種名の kishidai は採集者「岸田松若さんの」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Viola brevistipulata var. kishidai
★息切らせ登った山に見つけたら
ちょっと嬉しい苗場黄菫
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