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新・花の仲間調べ

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カメリア・シーチュアネンシス



カメリア・シーチュアネンシスはツバキ科ツバキ属(カメリア属)の常緑低木である。
カメリア属はアジアに250種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種がある。
日本にも椿(ツバキ)などが分布し、属名の和名はツバキ属という。
本種の原産地は中国の四川省である。
中国名は「半宿萼茶」という。
峨眉山の標高1350メートルくらいの林の中に生える。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は1月から3月である。
花は白い一重咲きである。
花弁数は6枚から9枚くらいである。
花径は3センチから5センチくらいで小振りである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の szechuanensis は「(中国の)四川省の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia szechuanensis

★思うさま花弁開いて花咲けば
 小振りなれども胸張るごとく



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