新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ナデシコ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2009.07.12
小倉仙翁(オグラセンノウ)
- 2009.07.11
燕尾仙翁(エンビセンノウ)
小倉仙翁(オグラセンノウ)
小倉仙翁(オグラセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
熊本県の阿蘇で採集された標本に基づき、牧野富太郎博士が新種として記載した。
分布域は熊本県阿蘇地方と岡山県北西部から広島県の北東部にかけての狭い地域に限定される。
また、個体数もごくわずかである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は70~100センチくらいである。
茎が細いので、他の植物に寄り添う形で生育している。
葉は平たくて細長い線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~8月である。
花の色は紅色で、花びらは5枚である。
花びらの縁がギザギザに深く裂けており、形は撫子(ナデシコ)に似ている。
花の下には筒形の萼がある。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lychnis kiusiana
★ギザギザに裂けた花びらぷるぷると
震わせて咲く小倉仙翁
花図鑑
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燕尾仙翁(エンビセンノウ)
燕尾仙翁(エンビセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
北海道の胆振地方、日高地方と本州の埼玉県、長野県に隔離分布し、山地の草原に稀に生える。
海外では、ウスリー、中国東北部、朝鮮半島にも点々と分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は50~70センチくらいである。
長い卵形の葉が向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~8月である。
茎先に真紅の花を開く。
花びらは5枚で、深い切れ込みがある。
それぞれの花びらが縦に4つに裂け、中央の2つの裂片が長い。
まるで線香花火のように見える。
名の由来は、花の様子を燕尾(ツバメの尾)に譬えたものである。
写真は8月の箱根湿生花園で撮った。
学名:Lychnis wilfordii
★艶やかに花火飛び交う白日夢
燕尾仙翁花を咲かせて
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