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奈良八重桜(ナラヤエザクラ)

奈良八重桜(ナラヤエザクラ)

奈良八重桜(ナラヤエザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
大将11年に東大の三好学博士によって東大寺の知足院の裏山にあるものを発見された。
翌年には国の天然記念物に指定された。
この老木は既にないが、その子孫が奈良公園などにたくさん植えられている。
昭和43年には「奈良県の花」にも選定された。
分類上は、奥山桜(オクヤマザクラ)の変種とされている。
開花時期は4月下旬から5月上旬である。
淡い紅色をした八重の中輪である。
花弁の数は20枚から35枚で、多いものは100枚近くなる。
雄しべは10本から40本、雌しべは1本から4本である。
よく結実をする。
蕾は濃い紅色で、開花時は淡い紅色、咲き進むと白くなるが、散り際には再び紅を帯びる。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Prunus serrulata var.antiqua


★いにしえの奈良の都の八重桜
 いま甦り紅を灯して


奈良八重桜(ナラヤエザクラ)

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