新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
雨宿(アマヤドリ)
雨宿(アマヤドリ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
「里桜」の仲間の1つである。
「里桜」は主に大島桜(オオシマザクラ)を母種とする園芸品種の総称である。
平安時代から人為的な交配や野生のものから選抜育種などが行われ、200以上の種類がある。
雨宿(アマヤドリ)は樹高5~10メートルくらいである。
特徴は花径が4~5センチくらいある八重咲きの大輪であることである。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に花をつける。
蕾の色は淡い桃色である。
花の色は白く、花びらの外側に桃色が残る。
花びらの枚数は10~15枚である。
長い花柄から垂れ下がるようにして花を咲かせる。
一総の花の数は3~5輪である。
名の由来は、葉陰に垂れて咲く様子を「雨宿」に譬えたものである。
なお、似た種類で花柄の短いものを白妙(シロタエ)という。
白妙(シロタエ)については雨宿(アマヤドリ)と区別する説と同一とする説がある。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana cv. Amayadori
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