新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
ゼフィランテス・グランディフローラ
- 2012/09/21 (Fri)
- ヒガナバナ科 |
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ゼフィランテス・グランディフローラはヒガンバナ科ゼフィランテス属の多年草である。
属名の読み方は「ゼフィランサス」とするものもある。
異名をゼフィランテス・カリナタ(Zephyranthes carinata)という。
原産地は西インド諸島やメキシコである。
日本へは弘化2年(1845年)に渡来した。
和名はサフラン擬き(サフランモドキ)という。
渡来したころにサフランと誤認されたことからきた名だという。
草丈は20~30センチくらいである。
根際から生える葉は扁平な線形で艶がある。
葉は緑色だが、つけ根の部分は紅色を帯びる。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に花径6センチくらいの鮮やかな紅色をした漏斗状の花を1輪ずつつける。
花被片は普通は6枚で平らに開く。
雄しべは6本で葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色い。
花の寿命は3日くらいだが、次々と咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Zephyranthes はギリシャ語の「zephyros(西風)+anthos(花)」からきている。西インド諸島が原産地であることから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Zephyranthes grandiflora
★つけられた名前は少し可哀相
間違えられてサフラン擬き
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