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新・花の仲間調べ

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台湾千歳葛(タイワンチトセカズラ)



台湾千歳葛(タイワンチトセカズラ)はマチン科ホウライカズラ属の常緑蔓性木本である。
沖縄県の宮古島にのみ分布し、山頂部の林の中に生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
日本本土に分布する千歳葛(チトセカズラ:Gardneria multiflora)と同種とする見解もあり、YListでは区別していない。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は尖る。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は6~7月くらいである。
花の色は黄色く、花冠は5つに深く裂ける。
花の後にできる実は球形で、赤く熟する。
属名の Gardner は「ガードナー(Gardner)さん」の名からきている。
種小名の shimadae は台湾の植物を採集した熊本県出身の植物学者「島田彌市(Yaichi Shimada, 1884-1971)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
花は咲いていなかった。
学名:Gardneria shimadae


★新しい仲間に出会うまた一つ
 南の地にはマチン科ありて





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