新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
先代萩(センダイハギ)
先代萩(センダイハギ)はマメ科センダイハギ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や川岸などに生える。
また、植栽もされている。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア極東地方、北アメリカ北部などに分布する。
名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものだという。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の柄には小葉に似た形の托葉がつく。
葉の裏には白い毛がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い大きな蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Thermopsis lupinoides
★一面を黄金に染めて咲き出ずる
先代萩は蝶舞うごとく
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