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恒春藻玉(コウシュンモダマ)



恒春藻玉(コウシュンモダマ)はマメ科モダマ属の常緑蔓性木本である。
分類体系によっては(クロンキスト体系)ネムノキ科に分類されることもある。
モダマ属は世界の熱帯・亜熱帯地域に30種くらいが分布する。
本種は沖縄に分布し、マングローブ林や海岸近くの林に生える。
海外では、台湾や南太平洋にも分布する。
恒春の名は台湾南部の地名からきている。
別名を姫藻玉(ヒメモダマ)ともいう。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
蔓の長さは数10メートルになる。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
複葉の先は巻きひげとなる。
小葉の形は長い楕円形である。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は5~8月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をつける。
花の後にできる実は木質の豆果(莢の中に種子が入るもの)で、長さが50センチくらいある。
莢の中には直径3センチくらいの種子が入っている。
種子の中には空洞があり、海流に乗って移動する。
なお、本種の名称には混乱があり、レッドリストでも2007年までは藻玉(モダマ)の名で絶滅危惧IA類(CR)とされていた。
しかし、2012年版では絶滅危惧IA類(CR)の藻玉(モダマ)の学名は Entada tonkinensis に変更された。
こちらのほうは屋久島や奄美大島に分布している。
属名の Entada はインドのマラバール地方の現地名からきている。
種小名の phaseoloides は「インゲンマメ属(Phaseolus)に似た」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Entada phaseoloides(syn. Entada koshunensis)

★大きくてびっくりするよ藻玉の実
 海流に乗り遥か彼方へ




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