新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ミズキ科」の記事一覧
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- 2024.11.25
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- 2015.03.26
姫青木(ヒメアオキ)
- 2013.05.29
コルヌス・フォエミナ
- 2012.07.29
熊野水木(クマノミズキ)
- 2012.06.21
ウルフアイ
姫青木(ヒメアオキ)
- 2015/03/26 (Thu)
- ミズキ科 |
- CM(0) |
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- ▲Top
姫青木(ヒメアオキ)はミズキ科アオキ属(アウクバ属)の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)アオキ科とされる。
アウクバ属はアジアに3種から10種が分布する。
日本にも青木(アオキ)などが分布し、属名の和名はアオキ属という。
本種は日本固有種である。
北海道から本州にかけて主に日本海岸に分布し、林の中に生える。
分類上は、青木(アオキ)の北方型変種とされている。
基本種よりも小形なので「姫」の文字が充てられている。
「青木」の和名の由来は、枝が緑色をしていることからきている。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹は直立をせず、横に這う。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、葉のつけ根の部分はくさび形、葉の先は鋭く尖る。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
若い枝や葉の裏面に微毛が生えるのが特徴である。
開花時期は3月から5月である。
雌雄異株である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、暗い紫褐色の花をつける。
花の後にできる実は艶のある楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
花言葉は「若く美しく」である。
属名の Aucuba は日本語の「アオキバ(方言名)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Aucuba japonica var. borealis
★少しだけ葉も小さいね姫青木
雪積もっても負けないように
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コルヌス・フォエミナ
- 2013/05/29 (Wed)
- ミズキ科 |
- CM(0) |
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- ▲Top
コルヌス・フォエミナはミズキ科ミズキ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカの東部である。
カナダとアメリカ合衆国に分布し、湿地や湿った林の中に生える。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、緑白色の花をたくさんつける。
花の後につく実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、青く熟する。
属名の Cornus はラテン語の「cornu(角)」からきている。材質の堅いことから名づけられた。
種小名の foemina は「雌」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cornus foemina
★遠くから眺めあの木は何の木と
咲いた姿はミズキのようで
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熊野水木(クマノミズキ)
- 2012/07/29 (Sun)
- ミズキ科 |
- CM(0) |
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- ▲Top
熊野水木(クマノミズキ)はミズキ科ミズキ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、丘陵や山地に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、三重県の熊野で発見されたことからきている。
「水木」というのは、水分量の多いことからきた名である。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
近縁種の水木(ミズキ)の場合は互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には小さな波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色でやや艶があり、裏面には毛が生える。
開花時期は6~7月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い乳白色の花をたくさんつける。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤黒く熟する。
属名の Cornus はラテン語の「cornu(角)」からきている。材質の堅いことから名づけられた。
種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Cornus macrophylla
★豪快に折り重なって花をつけ
熊野水木は今が宴と
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ウルフアイ
- 2012/06/21 (Thu)
- ミズキ科 |
- CM(0) |
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- ▲Top
山法師(ヤマボウシ)はミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し低山に自生するほか、庭木や街路樹ともされる。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国に分布している。
ウルフアイ(Wolf Eyes)はその園芸品種である。
特徴は、葉に美しい白覆輪の入ることである。
樹高は5~8メートルくらいである。
葉は楕円形ないし卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、やや波打っている。
開花時期は5~6月である。
枝先に花びらのように見える白ないし白緑色の苞を4枚つけ、中央にごく小さな緑色の花を密生させる。
花の後にできる実は球形の集合果である。
学名の Benthamidia kousa は Benthamidia japonica とシノニムだが、本種には Benthamidia kousa を充てることが多いようである。
ただし、本種の原種を支那山法師(シナヤマボウシ)とするものがあるが、以下の事情からそれは誤りである。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(G. Bentham)さん」の名からきている。
種小名の kousa は「クサ(箱根でのヤマボウシの方言)」が語源である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Benthamidia kousa 'Wolf Eyes'
★鮮やかで目も覚めそうな葉の模様
負けじと咲いた花と競演
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