新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
宿根風船葛(シュッコンフウセンカズラ)
- 2013/10/18 (Fri)
- ムクロジ科 |
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宿根風船葛(シュッコンフウセンカズラ)はムクロジ科フウセンカズラ属の蔓性多年草である。
原産地は中南アメリカである。
現在ではアフリカなどにも分布している。
草丈は2~5メートルくらいまで伸びる。
茎には剛毛が生える。
葉は2-3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、それが2-3回枝分かれをして1枚の葉となる。
小葉の形は披針形で先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から1月くらいである。
葉の脇に花径1センチに満たない白い小さな花をつける。
4弁花で、花はよい香りがする。
花の後に、淡い茶色の風船形の実がなる。
中空のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、風船のように垂れ下がってつく。
なお、葛(かずら)は蔓性植物につけられる名である。
属名の Cardiospermum はギリシャ語の「cardia(心臓)+spermum(種子)」からきている。
種小名の grandiflorum は「大きな花の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Cardiospermum grandiflorum
★小さいがしっかり咲いた白い花
実がなる頃にまた見に来るよ
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