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棗椰子(ナツメヤシ)

棗椰子(ナツメヤシ)

棗椰子(ナツメヤシ)はヤシ科ナツメヤシ属(フェニックス属)の常緑高木である。
原産地は北アフリカや中東である。
現在では、トルコ、パキスタン、インド北西部などにも分布している。
砂漠や熱帯地方では最も有用な植物である。
沖縄でも、街路樹や公園木として利用されている。
樹高は15~25メートルくらいである。
葉は羽状複葉である。
鳥の羽のように左右に小葉がたくさん並んで1枚の葉が構成される。
小葉の形は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
葉は幹の先につき、艶がある。
葉の柄には棘がある。
開花時期は3~5月である。
雌雄異株である。
白い小さな花が群がって咲き、よい香りがする。
結実期は10~12月である。
雌株には下垂させた房にたくさんの実がつく。
1つの房の重量は10キロにもなる。
実は食用となる。
生食をするほか、ゼリー・ジャムの原料となり、乾燥果実として加工される。
樹液からは砂糖が採れ、醸造酒や蒸留酒に加工される。
名の由来は、実がクロウメモドキ科の棗(ナツメ)に似ていることからきている。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Phoenix dactylifera


★この樹から酒ができるかナツメヤシ
 広い地球を実感しつつ


棗椰子(ナツメヤシ)

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