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檳榔樹(ビンロウジュ)

檳榔樹(ビンロウジュ)

檳榔樹(ビンロウジュ)はヤシ科ビンロウジュ属(アレカ属)の常緑高木である。
原産地はインド、マレーシアである。
中国や東南アジアなどで広く栽培されている。
日本では、沖縄や小笠原諸島に分布する。
樹高は15~20メートルくらいである。
幹は直立し、葉の落ちた跡の環状紋が残る。
幹だけ見ると竹のように見える。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
幹の先に集まってつく葉は、アーチ型に湾曲している。
春に50センチくらいの花穂を出し、香りのよい黄色い花をつける。
実は3センチくらいの長さの楕円形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
若芽や若い花柄は食用にされる。
実は檳椰子(ビンロウジ)と呼ばれ、石灰とコショウ科のキンマの葉に包んで噛む習慣がある。
アレコリンというアルカイドが含まれており、ニコチンと同様の依存性があり、発癌物質との指摘を受けている。
和名は中国名の「檳榔」からきており、賓客を意味する。
英名はペナン(Pinang)である。
ペナン島の名の由来となっている。
写真は11月に沖縄の東南植物楽園で撮った。
学名:Areca catechu


★南方で宝とされる檳榔樹
 如何なる味と興味は湧けど


檳榔樹(ビンロウジュ)

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