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新・花の仲間調べ

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カテゴリー「ヤシ科」の記事一覧

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子持ち孔雀椰子(コモチクジャクヤシ)

子持ち孔雀椰子(コモチクジャクヤシ)

子持ち孔雀椰子(コモチクジャクヤシ)はヤシ科クジャクヤシ属(カルヨタ属)の常緑高木である。
東南アジアからインドにかけて分布する。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
樹高は5~10メートルくらいである。
ヤシ科にしてはめずらしく、葉は地際から束になって生え(束生)、株立ち状となる。
そのため中国名は「叢立孔雀椰子」という。
ここから株立ち孔雀椰子(カブダチクジャクヤシ)の別名もある。
葉は2回羽状複葉である。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
それがもう1回枝分かれを繰り返して1枚の葉となる。
小葉の形は、公孫樹(イチョウ)の葉に似ている。
英名はフィッシュテールパーム(Fishtail palm)である。
これは、葉の形を魚の尾びれに見立てたものである。
葉の先をもぎ取ったような形をしている。
開花時期は夏である。
肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を下垂させて、淡い紅色を帯びた花をつける。
花の後には、たくさんの実を垂れ下がらせてつける。
写真は12月に板橋区立熱帯環境植物館で撮った。
学名:Caryota mitis


★だらりんと実をぶら下げたその姿
 どこが孔雀と不気味に思い


子持ち孔雀椰子(コモチクジャクヤシ)

花図鑑
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観音竹(カンノンチク)

観音竹(カンノンチク)

観音竹(カンノンチク)はヤシ科カンノンチク属(ラピス属)の常緑低木である。
属の和名はシュロチク属とされる場合もある。
「竹」の字がつくがタケの仲間ではない。
原産地は中国南部、東南アジアである。
名の由来は、沖縄の寺院の山号である観音山からきている。
日本へは江戸時代の初期に琉球から渡来し、多くの園芸品種が生まれた。
樹高は1~4メートルくらいである。
多くの幹が束になって生え、株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)となる。
葉は手のひら状に4~8枚に深く裂ける。
葉は濃い緑色で艶がある。
近縁種の棕櫚竹(シュロチク)に比べると、小葉の数が少なく幅が広い。
開花時期は3~6月である。
雄雌異株である。
長さ20~30センチくらいの円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)をつくる。
英名はレディパーム(lady palm)である。
写真は11月に沖縄県具志川市の東南植物楽園で撮った。
学名:Rhapis excelsa


★鉢植えで高い人気を誇るけど
 地植えをすればこんなに元気


観音竹(カンノンチク)

花図鑑

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