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筋擬宝珠(スジギボウシ)

筋擬宝珠(スジギボウシ)

筋擬宝珠(スジギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
自然雑種で、江戸時代から栽培されてきた園芸品種である。
日本各地で栽培されているが、自生するものはない。
葉に白い斑の入っているのが特徴である。
この斑の部分は葉緑素が欠けているために生育が不均一になり、広い卵形の葉は波打っている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は卵形である。
開花時期は6月から7月である。
1本の花茎に10個以上の蕾を房のようにつけ、下から咲いていく。
淡い紫色をした鐘状の花で、朝開いて夕方にはしぼむ。
なお、擬宝珠というのは、橋の欄干に付ける葱坊主のような形をした装飾のことである。
蕾の形が似ているというので「擬宝珠」の名がつけられた。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Hosta undulata


★一遍に咲きたかろうに筋擬宝珠
 しおれた花も風情なれども


筋擬宝珠(スジギボウシ)

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