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辣韮(ラッキョウ)

辣韮(ラッキョウ)

辣韮(ラッキョウ)はユリ科ネギ属の多年草である。
別名を大韮(オオニラ)、里韮(サトニラ)という。
原産地は中国である。
日本へは9世紀ころに薬用として渡来した。
広く栽培されるようになったのは江戸時代からである。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は線形で柔らかく、中空である。
根際から束になって生える(束生)。
葉は冬でも枯れない。
開花時期は9月から10月である。
茎先から散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな紫色の花をたくさんつける。
白い鱗茎を食用とする。
また、鱗茎は生薬で薤白(がいはく)といい、胸のつかえや痛みなどに効くとされる。
俳句の季語は夏である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Allium bakeri


★紫の小さなぼんぼり垂らし咲く
 辣韮の花いと愛らしく


辣韮(ラッキョウ)

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