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デンドロビウム・アマビレ



デンドロビウム・アマビレはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方は「デンドロビューム」とするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、和名を「セッコク属」という。
本種の原産地は中国の海南島、ベトナムである。
標高1200メートルくらいの森の樹木に生える着生種である。
異名をデンドロビウム・ブロンカルティー(Dendrobium bronckartii)という。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は肉厚の披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から初夏である。
長さ20~30センチの花茎を垂らし、総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花径は6センチくらいあり、花の色はピンクである。
花弁の縁や裏側が濃い色になり、真ん中は黄色である。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の amabile は「愛らしい」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium amabile(=Dendrobium bronckartii)


★愛らしい乙女の色に包まれて
 アマビレは咲く今が春よと




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