新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
蓬莱蕉(ホウライショウ)
- 2012/11/15 (Thu)
- サトイモ科 |
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蓬莱蕉(ホウライショウ)はサトイモ科ホウライショウ属(モンステラ属)の蔓性常緑多年草である。
モンステラ属は熱帯アメリカに60種くらいある。
学名のモンステラ・デリキオサで表示をしているところもある。
種小名の読み方は「デリシオサ」とする場合もある。
原産地はメキシコである。
茎からでた気根(空気中に伸びる根)で他の樹木などをよじ登る。
大きなものは7~8メートルにもなる。
葉の取れた跡が節状になる。
葉は卵形である。
革質で、成長すると側脈に沿って羽状に切れ込んだり穴があいたりする。
葉が左右対称なのが特徴である。
開花時期は8~9月である。
クリーム色の仏炎苞に包まれた肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出し、目立たない花をつける。
実は円筒形で、バナナやパイナップルに似た味がして食用になるが、一般にはあまり流通していない。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
観葉植物として温室で栽培される。
「蓬莱」は神仙の地を指し、「蕉」は芭蕉のことである。
属名の Monstera はラテン語の「monstrum(不思議な)」からきている。
種小名の deliciosa は「快い」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Monstera deliciosa
★一目見て熱帯育ちと思わせる
蓬莱蕉の不気味な姿
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斑入り茶の木(フイリチャノキ)
- 2012/11/14 (Wed)
- ツバキ科 |
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茶の木(チャノキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
単に「茶」と呼んだり「茶の木」と呼んだりする。
原産地は中国の南部とする説が有力である。
斑入り茶の木(フイリチャノキ)はその園芸品種である。
特徴は、葉に黄緑色の斑が入ることである。
樹高は2~4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、表面は濃い緑色で黄緑色の斑が入る。
開花時期は10~12月くらいである。
葉の脇に白い小さな5弁花を、やや下向きにつける。
花には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「茶の花」が冬の季語である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(G. J. Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia sinensis 'Variegata'
★きらきらと華麗に光る葉が主役
花は小さく恥ずかしそうに
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玄圃梨(ケンポナシ)
- 2012/11/12 (Mon)
- クロウメモドキ科 |
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玄圃梨(ケンポナシ)はクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木である。
北海道の一部(奥尻島)から九州にかけて分布し、山地の斜面や沢沿いなどに生える。
また、神社仏閣などに植えられる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は15~20メートルくらいになる。
枝が長く伸び、樹冠が広がる。
樹皮は暗灰褐色で、浅い縦の溝がある。
葉は幅広い卵形で柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな淡い緑色をした5弁花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
11月ころに黒褐色に熟し、生食される。
また、秋には黄葉をする。
アルコール濃度を低減させる効果があるということでも注目されている。
材は楽器材、器具材、彫刻材などに用いられる。
属名の Hovenia は江戸時代に日本にも住んだオランダの宣教師「ホーフェン(David v. d. Hoven, 1724-1787)さん」の名からきている。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Hovenia dulcis
★鬱蒼と茂るがごとく枝広げ
玄圃梨咲く緑の季節
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細葉岩根草(ホソバイワガネソウ)
- 2012/11/11 (Sun)
- ホウライシダ科 |
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細葉岩根草(ホソバイワガネソウ)はホウライシダ科イワガネゼンマイ属の常緑多年草である。
奄美大島の固有種である。
岩の多い林の中に生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
葉の長さは40~60センチくらいである。
岩根草(イワガネソウ)と比べて、葉の裂片の幅が15ミリくらいと細い。
葉脈が隣の葉脈とつながって網目状になるのが特徴である。
属名の Coniogramme はギリシャ語の「conia(線紋)+gramme(粉末)」からきている。線状の嚢堆が一見粉状であることから名づけられた。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Coniogramme gracilis
★少しだけ葉っぱが細い岩根草
ぼくの故郷奄美大島
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フラウ・カール・ドルスキー
- 2012/11/10 (Sat)
- バラ科 |
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フラウ・カール・ドルスキー(Frau Karl Druschki)はバラ科バラ属の落葉低木である。
名はドイツバラ協会会長カール・ドルスキー(Karl Druschki)の夫人(Frau)に捧げられたものである。
オールドローズ(Old Rose:O)のハイブリッド・パーペチャル系(Hybrid Perpetual:HP)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの大輪である。
パーペチャルは四季咲きを意味する。
1901年にドイツのランベルト(P. Lambert)によって作出された。
樹高は2~3メートルである。
樹形は半蔓性である。
花には微香がある。
開花時期は5~11月である。
花径13センチくらいの半剣弁高芯咲きの半八重で、花の色は純白である。
花弁数は35枚くらいある。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rosa 'Frau Karl Druschki'
★オールドで繰り返し咲きする花なんだ
刻む歴史はとても長くて
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