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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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フィロテカ・ブクシフォリア



フィロテカ・ブクシフォリアはミカン科フィロテカ属の常緑小低木である。
フィロテカ属はオーストラリアに45種くらいが分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、南東部のニューサウスウェールズ州を中心に分布する。
異名をエリオステモン・ブクシフォリア(Eriostemon buxifolia)という。
樹高は30センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は1月から3月である。
葉の脇に花径2センチくらいの白ないし淡いピンクの5弁花をつける。
属名の Philotheca はギリシャ語の「philos(好む)+theke(箱)」からきている。
種小名の buxifolia は「ツゲ属(Buxus)のような葉の」のという意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Philotheca buxifolia(syn. Eriostemon buxifolia)

★いくつもの種類があるねフィロテカ
 不思議がいっぱいオーストラリア



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長寿梅(チョウジュバイ)



草木瓜(クサボケ)バラ科ボケ属(カエノメレス属)の落葉低木である。
カエノメレス属はアジアに数種の原種が分布し、また多くの園芸品種がある。
中国原産のカエノメレス・スペキオサに木瓜(ボケ)の和名があり、属名の和名もボケ属という。
草木瓜(クサボケ)は日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、日当たりのよい丘陵地に生える。
長寿梅(チョウジュバイ)はその園芸品種である。
樹高30センチに満たない矮性種で、盆栽として人気がある。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
枝には刺がある。
開花時期は周年で、年に2回か3回花をつける。
花は一重の小輪で、花の色は朱紅色ないし白である。
花弁は5枚である。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Chaenomeles japonica 'Chojubai'

★盆栽の世界はとても不思議だよ
 鉢の上には宇宙の見えて



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フィロテカ・ディフォルミス



フィロテカ・ディフォルミスはミカン科フィロテカ属の常緑低木である。
フィロテカ属はオーストラリアに45種くらいが分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、東部に分布する。
異名をエリオステモン・ディフォルミス(Eriostemon difformis)という。
樹高は50センチから200センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇に花径2センチくらいの白い5弁花をつける。
花の真ん中にある雄しべがオレンジ色で、白い花との対比が美しい。
属名の Philotheca はギリシャ語の「philos(好む)+theke(箱)」からきている。
種小名の difformis は「変わった形をした」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Philotheca difformis(syn. Eriostemon difformis)

★彼の地しか存在しないフィロテカ
 驚くばかり地球の不思議




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メディニラ・スコルテキニー



メディニラ・スコルテキニーはノボタン科ノボタンカズラ属(メディニラ属)の常緑小低木である。
メディニラ属は旧世界の熱帯地域を中心に200種近くが分布する。
代表種は野牡丹葛(ノボタンカズラ)で、属名の和名もノボタンカズラ属という。
本種の原産地はインドネシア、マレーシア、フィリピンなどである。
英名はオレンジ・メディニラ(orange medinilla)という。
樹高は1メートルに満たない。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質はやや革質で、葉脈が目立つ。
開花時期は4月から6月くらいである。
苞や花茎も美しく、長く鑑賞できる。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡いオレンジ色の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Medinilla はマリアナ諸島の知事であった「メディニーリャ(Jose de Medinilla, in 1820)さん」の名からきている。
種小名の scortechinii はイタリア人の植物学者「スコルテキニ(Benedetto Scortechini, 1845-1886)さんの」という意味である。
写真は3月につくば植物園の温室で撮った。
学名:Medinilla scortechinii

★温室にいかにも似合う南国の
 オレンジ色の花を楽しむ



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朝鮮姫黄楊(チョウセンヒメツゲ)



朝鮮姫黄楊(チョウセンヒメツゲ)はツゲ科ツゲ属(ブクス属)の常緑低木である。
ブクス属は世界に70種くらいが分布する。
日本にも黄楊(ツゲ)などが分布し、属名の和名はツゲ属という。
本種は広島県、岡山県、徳島県に分布し、石灰岩地域に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、朝鮮半島に分布する姫黄楊(ヒメツゲ)ということからきている。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
葉の柄や若い枝には微毛があるが、わずかで明瞭でないこともある。
葉は長さ1センチくらいの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で、表面には艶がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄同株である。
開花時期は3月から4月である。
淡い黄色の小さな花をつける。
真ん中に雌花が1つつき、周囲を数個の雄花が取り囲む。
花弁はない。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
葉にはアルカロイドを含み、有毒である。
属名の Buxus はラテン語の「puxas(箱)」からきている。材で小箱などを造ることから名づけられた。
種小名の sinica は「中国の」という意味である。
変種名の insularis は「島に生える」という意味である。
種小名はYListでは microphylla としているが、レッドリストでは2012年版で sinica と改めた。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Buxus sinica var. insularis(syn. Buxus microphylla var. insularis)

★これもまた石灰岩の影響か
 違いはどこだ朝鮮姫黄楊



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