新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「アオイ科」の記事一覧
- 2024.11.25
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- 2009.10.07
海島綿(カイトウメン)
- 2009.10.06
陸地綿(リクチメン)
- 2009.10.05
ヒビスクス・セントジョニアヌス
- 2009.10.04
先島芙蓉(サキシマフヨウ)
海島綿(カイトウメン)
海島綿(カイトウメン)はアオイ科ワタ属一年草である。
「海島綿」と書いて「ウミシマワタ」と読ませるものもある。
別名をシーアイランドワタともいう。
原産地は南アメリカのペルーである。
高温多湿の地域に適しており、西インド諸島やブラジルなどの熱帯地域で栽培されている。
綿毛が長く、高級品として扱われている。
草丈は60~120センチくらいである。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~10月である。
花は黄色い5弁花である。
花冠の真ん中は暗赤色をしている。
実は卵形で、熟すと裂けて開き、長い綿毛のある種子を出す。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Gossypium barbadense
★煌きはカリブの海にお似合いか
海島綿の花愛らしく
花図鑑
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陸地綿(リクチメン)
陸地綿(リクチメン)はアオイ科ワタ属の一年草である。
世界の綿栽培の主力となっている品種である。
紀元前3000年ころのペルーの遺跡から見つかっているという中央アメリカ起源の綿の改良品種である。
特徴は綿毛が長くて細く、製糸用としても紡織用としても優れているということである。
従来は多年草であったものが18世紀に一年草に改良され、大規模栽培が促進された。
別名を帛綿(キヌワタ)という。
草丈は100~150センチくらいである。
茎のつけ根のほうは木質化する。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉は3つないし5つに裂け、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
花は葉の脇につき、淡い黄色の5弁花である。
一日花である。
萼片は5枚で、杯状である。
副萼が3つあって、これは実になっても残る。
実は直径3~5センチの卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、先が尖る。
割れると中から綿毛に包まれた種子が出る。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Gossypium hirsutum
★この花が世界の綿を支えると
思えば不思議静かな姿
花図鑑
ヒビスクス・セントジョニアヌス
ヒビスクス・セントジョニアヌスはアオイ科フヨウ属の常緑低木ないし小高木である。
ハワイのカウアイ島固有種で、同島北西部の標高150~890メートルの地域に生える。
ヒビスクス・コキオ(Hibiscus kokio)の亜種とする考え方もある。
樹高は3~7メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶がある。
開花時期は周年である。
花径5~7センチくらいのオレンジ色ないし黄色の花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべはたくさんあり、花糸がつけ根の部分で合着して筒状になり突き出る。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hibiscus saintjohnianus(=Hibiscus kokio subsp. saintjohnianus)
★カウアイの島に静かに咲くという
きれいな花に思いを馳せて
花図鑑
先島芙蓉(サキシマフヨウ)
先島芙蓉(サキシマフヨウ)はアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の常緑低木である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
樹高は1~3メートルである。
葉は7~11センチの五角状円形ないし幅広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は先のほうで浅く3つに裂ける。
開花時期は10~12月である。
花は白花のものと淡いピンクを帯びたものがある。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Hibiscus makinoi
★咲く花は小さいけれど野生ゆえ
力強いよ先島芙蓉
花図鑑
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