新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
八重葎(ヤエムグラ)
- 2014/05/22 (Thu)
- アカネ科 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
八重葎(ヤエムグラ)はアカネ科ヤエムグラ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンのほか広くユーラシア大陸やアフリカにも分布する。
史前帰化植物の1つと考えられている。
草丈は60~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、下向きの棘が生える。
また、茎には節があり、節ごとに幅の狭い倒卵形の葉を6~8枚くらい輪生させる。
葉の先は棘状に尖り、縁と裏面の脈上には下向きの棘が生える。
開花時期は4~6月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1ミリくらいのごく小さな黄緑色の花をつける。
花冠は4つに裂け、4本の雄しべがある。
花の下に丸い玉が2個横にならんでいる。
これは子房で、やがて大きくなって実になる。
実にも鉤状の棘がたくさんあり、動物の毛などにくっついて散布される。
和名の「八重」は輪生する葉の様子を指し、「葎」は雑草のことである。
属名の Galium はギリシャ語で「gala(乳)」から出た言葉である。チーズを作る際に牛乳を凝固させるのに使うことから名づけられた。
種小名の spurium は「雑種の」という意味である。
変種名の echinospermon は「棘の多い種子の」という意味である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Galium spurium var. echinospermon
★雑草はかくあるべしと八重葎
しつこい棘はこれぞ勲章
植物図鑑
花図鑑
|味の麺匠戸田久|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
PR
カレンダー
カウンター
楽 天
お買い物
カテゴリー
最新CM
最新記事
(11/04)
(11/03)
(06/27)
(01/29)
(01/28)
(01/26)
(01/24)
(10/21)
(10/20)
(10/18)
最新TB
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(07/11)
(07/12)
(07/13)
(07/14)
(07/15)
(07/16)
(07/17)
(07/18)
(07/20)
(07/20)
この記事へのコメント