新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
加計呂麻寒葵(カケロマカンアオイ)
加計呂麻寒葵(カケロマカンアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草である。
奄美諸島の固有種で、山地の林の中に生える。
和名の由来は、発見地である加計呂間島からきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
葉はハート形で、雲紋が入る。
つけ根の部分は心形で、深く切れ込む。
開花時期は3~6月である。
先が3つに裂けた筒状の萼からなる暗い紫色の花をつける。
花弁はない。
花径は10~15ミリと小さい。
雌しべは3本、雄しべ6本で、同属の一般的な雌しべ、雄しべの数の半分である。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の trinacriforme は「3つに尖った形の」という意味である。
写真は11月につくば植物園の「日本の固有植物展」で撮った。
学名:Asarum trinacriforme
★シチリアの旗の名前はトリナクリア
そんな繋がり思い描きつ
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