新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
姫寒葵(ヒメカンアオイ)
姫寒葵(ヒメカンアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけてと四国に分布し、山地の林の中に生える。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は卵円形ないし腎円形で、長さは4~8センチくらいある。
葉の表面には白い斑が入る。
近縁種の寒葵(カンアオイ)よりも葉は丸い。
和名は葉が葵(アオイ)に似ており、常緑であることからきている。
開花時期は11~3月である。
茎は長く地面にを這い、花は地面に埋もれるように咲く。
葉の下に隠れるように咲くのは、受粉を助け種子を運んでくれるアリのためである。
花径は15ミリくらいで、萼筒の長さも10ミリくらいと小さい。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の takaoi は人名由来と思われるがはっきりしない。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Asarum takaoi
★どこかなと土をつまんでそっとよけ
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