新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
谷村葵(タニムラアオイ)
谷村葵(タニムラアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草である。
徳之島の固有種で、石灰岩地帯の林の中に生える。
1994年に新種として記載された。
あまり調査が進んでいないため環境省の絶滅危惧植物にはまだ登録されていない。
別名を白雪寒葵(シラユキカンアオイ)という。
草丈は10センチくらいである。
葉の形はハート形で、厚くて艶がある。
開花時期は1~3月くらいである。
先が3つに裂けた筒状の萼からなる紫色の花をつける。
花弁はない。
萼片の内側が白っぽくなるのが特徴である。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の leucosepalum は「白い萼片の」のという意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Asarum leucosepalum
★個性ある初雪の花咲く姿
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